大手ファクタリング会社10社を客観指標で比較|銀行系・独立系の違い
ファクタリング会社の「大手」には統一基準がありません。銀行系・上場大企業系・独立系を分け、資本金、設立年、従業員数、累計買取額・取引件数など公式公表値で10社を比較します。順位付けはせず、法人専門BIGは別軸で紹介します。
「大手のファクタリング会社なら安心だろう」と考えても、何をもって大手と呼ぶのかが曖昧なままでは比較できません。銀行グループの会社、上場する大企業、ファクタリングを主力とする専門会社では、会社規模だけでなく取扱商品や利用条件も異なるためです。
目次
先に結論:大手という呼び名より、規模の根拠とサービスの適合を確認する
- 「大手ファクタリング会社」について本調査で確認できた公的な統一基準はないため、本記事では順位を付けません。
- 銀行系は回収保証・国際ファクタリング・診療報酬などを扱う会社があり、一般的な請求書の即日買取とは商品が異なる場合があります。
- 規模は資本金だけでなく、設立年、従業員数、累計買取額、契約件数など複数の公式公表値で確認します。
- 会社全体の規模と、ファクタリングサービス単体の取扱規模は分けて判断します。
- この記事に掲載するのは、社内マスターで2026年8月28日時点のステータスが「確認済」となっている会社だけです。
以下の表は優劣を示すランキングではありません。銀行100%子会社、上場・大企業系、専門会社・フィンテック系に分け、各社の公式サイトで確認できる数値を並べています。
ファクタリング会社の「大手」に公的な統一基準は確認できない
金融庁の注意喚起は、一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービスであり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約だと説明しています。一方、この注意喚起には「大手」を認定する資本金や取扱高の基準は示されていません。
そこで本記事では、「大手」を断定するのではなく、次の条件で比較候補を選びました。これはあくまで本記事の編集基準であり、業界共通の認定制度ではありません。
- 2026年8月28日時点の社内企業マスターでステータスが「確認済」である
- 運営会社と現行のファクタリング関連サービスを公式サイトで再確認できる
- 銀行との資本関係または上場市場を公式に確認できる、もしくは設立年・資本金・累計実績など複数の規模指標を公式に公表している
- 公表値の意味が異なる場合は、累計買取額、累計申込額、契約件数を混同せずに表示する
規模を測る6つの客観指標
| 指標 | 分かること | 比較時の注意点 |
|---|---|---|
| 資本金・株主資本 | 会社全体の資本規模 | 資本準備金を含むか、連結値かを確認する。サービス単体の買取原資とは限らない |
| 設立年 | 法人としての運営期間 | ファクタリング事業の開始年と一致しないことがある |
| 従業員数 | 会社全体の運営体制 | 連結・単体の違いと基準日を確認する |
| 累計買取額 | 実際に買い取った債権額の累計 | 集計期間と対象サービスが各社で異なる |
| 累計申込額 | 申込ベースの需要規模 | 審査後の買取実行額とは同じではない |
| 取引社数・契約件数 | 利用の広がりや取引経験 | 1社が複数回契約すると件数は増えるため、社数と件数は分けて読む |
資本金が大きい会社でも、現行サービスが介護報酬に限定されていることがあります。反対に、会社規模は銀行系ほど大きくなくても、請求書買取の累計実績を詳しく公開する専門会社もあります。ひとつの数字だけで大手と決めないことが重要です。
銀行グループ系のファクタリング会社2社
ここでは銀行が100%出資する会社を銀行グループ系として扱います。銀行名を冠していても、一般的な2社間ファクタリングを即日提供しているとは限りません。
※ 掲載順は参考表示であり、業者間の優劣を示すものではありません。公表値はいずれも最も条件が良い場合のもので、実際の条件は売掛先や債権内容によって変わります。
| 会社 | 会社規模の公式公表値 | 公式に確認できる現行サービス | 比較時の注意 |
|---|---|---|---|
| 三菱UFJファクター株式会社 | 1977年6月設立、資本金20億8,000万円、従業員591名(2025年12月31日現在)、三菱UFJ銀行100%出資 | 診療・調剤報酬の早期受取。手数料0.8%、月間買取上限1,500万円、利用開始後は申込から4営業日後の入金 | 初回利用開始までは1か月弱との案内。通常のBtoB請求書を即日売却したいケースとは対象と時間軸が異なる |
| みずほファクター株式会社 | 1977年4月1日設立、資本金10億円、従業員222名(2026年6月30日現在)、みずほ銀行100%出資 | 国内ファクタリングとして売上債権の回収保証を公表。包括保証は販売先10社以上・最低保証金額合計5,000万円以上 | 現行の公式ページで確認できる中心商品は「債権の買取」ではなく「回収保証」。早期資金化を目的とする請求書買取とは別商品 |
※ 掲載情報は2026年4月時点で各社公式サイトを確認したものです。最新の条件は各社にご確認ください。
銀行系を検討するときは、会社名の知名度だけでなく、目的が「早期資金化」「未回収リスクの保証」「国際取引」「診療報酬」のどれなのかを最初に切り分けましょう。
銀行本体については、銀行法10条2項が、銀行が営むことができる銀行業に付随する業務の一つとして、金銭債権の取得又は譲渡を挙げています(同項5号)。また貸金業法2条1項は、貸付けを業として行うにつき他の法律に特別の規定のある者が行うものを貸金業から除いており、金融庁はその例として銀行を挙げています。ただし、本記事で銀行グループ系とした2社は、いずれも銀行が出資する銀行とは別の会社です。銀行名や親会社だけで扱いを判断せず、実際に契約する会社と、その会社が公表しているサービスの内容を確認しましょう。
※出典:e-Gov法令検索「銀行法」[2]/e-Gov法令検索「貸金業法」[3]/金融庁「立替サービスの貸金業該当性に関するQ&A」[4]
上場・大企業系のファクタリング会社4社
次は、運営会社自身が上場している、または会社全体の大きな資本・株主資本を公式に公表している4社です。下表の資本金や従業員数は会社全体の指標であり、ファクタリング事業単体の取扱高ではありません。
| 会社・サービス | 会社規模の公式公表値 | 対象・サービス範囲 | サービス単体の累計実績 |
|---|---|---|---|
| GMOペイメントゲートウェイ株式会社 GMO BtoB早払い |
1995年3月設立、連結資本金133億2,300万円、連結従業員882名、東証プライム上場 | 法人向けの請求書・注文書買取。買取額100万円〜1億円、利用審査後は最短2営業日 | 未確認。現行公式ページでサービス単体の累計買取額・取引社数を確認できない |
| オリックス株式会社 ヘルスケア・ファクタリング |
1964年4月設立、株主資本4兆4,825億円、従業員37,286名、東証プライム・ニューヨーク証券取引所上場(2026年3月末現在) | 診療・介護・調剤報酬債権の買取。一般の売掛債権買取は営業拠点で相談を受けると案内 | 未確認。現行公式ページでサービス単体の累計買取額・取引社数を確認できない |
| 三菱HCキャピタル株式会社 介護・調剤・診療等報酬債権ファクタリング |
1971年4月12日設立、資本金331億9,604万7,500円、連結従業員7,950名、東証プライム上場(2026年3月末現在) | 介護・調剤・診療等報酬債権の買取。レセプト提出期限日から最短5営業日後に通常8割相当分を受け取る仕組み | 未確認。現行公式ページでサービス単体の累計買取額・取引社数を確認できない |
| リコーリース株式会社 介護報酬ファクタリング |
1976年12月設立、資本金78億9,686万円、連結従業員1,657名、東証プライム上場(2026年4月1日現在) | 介護事業者向け。審査は1週間ほど、契約時は担当者が訪問すると案内 | 未確認。現行公式ページでサービス単体の累計買取額・取引社数を確認できない |
上場企業や大企業が提供するサービスでも、対象業種、最低金額、手続方法はさまざまです。特に医療・介護報酬向けの商品は、通常の企業間請求書を買い取る2社間ファクタリングとは審査資料や債権譲渡通知の流れが異なる場合があります。
専門会社・フィンテック系のファクタリング会社4社
銀行100%子会社や上場大企業とは別に、ファクタリングを主力とする専門会社やオンライン型サービスがあります。この区分では、資本金だけでなく、請求書買取に直接ひもづく累計実績の公表値を重視しました。
| 会社・サービス | 設立・資本金 | 公式公表の累計実績 | 数値を読むときの注意 |
|---|---|---|---|
| 株式会社ビートレーディング ビートレーディング |
2012年4月設立、資本金7,000万円(資本準備金5,000万円) | 取引社数9.1万社、累計買取額1,824億円(2026年3月時点) | 「社数」と「買取額」の両方に基準時点がある。会社全体の資本金と買取額は別指標 |
| ピーエムジー株式会社 PMGファクタリング |
2015年6月設立、資本金1億円、従業員230名(2026年6月現在) | 契約総数51,999件、買取総額2,226億円(いずれも2025年4月時点と公式表示) | 契約「件数」であり取引「社数」ではない。同一利用者の複数契約を含む可能性がある |
| 株式会社トップ・マネジメント トップ・マネジメント |
2009年4月21日設立、資本金5,000万円 | 累計買取高100億円、45,000件超の買取契約 | 公式掲載値であることは確認済みだが、累計値の集計基準日は未確認 |
| OLTA株式会社 OLTAクラウドファクタリング |
2017年4月14日設立、資本金70億5,305万円(資本準備金含む、2026年8月末時点) | 累計申込金額1,000億円(2022年10月14日公表) | 「申込金額」であり買取実行額ではない。2022年10月以後の累計更新値は未確認 |
専門会社では累計値が比較的詳しく公表されていますが、社数と件数、申込額と買取額は同列に並べられません。本記事も数値の大きい順には並べず、各社が用いる指標名をそのまま明示しています。
銀行系と独立系の違いは「会社規模」だけではない
ここまでの10社の公式情報から見える違いを整理すると、次のとおりです。業界全社に当てはまる一般則ではなく、本記事で確認したサービスの傾向です。
| 比較軸 | 銀行グループ系 | 上場・大企業系 | 専門会社・フィンテック系 |
|---|---|---|---|
| 公表サービスの例 | 回収保証、診療報酬、国際ファクタリングなど | 請求書・注文書買取、医療・介護報酬など会社により幅がある | 一般的な売掛金の2社間・3社間買取、注文書買取、オンライン型など |
| 規模の確認方法 | 親銀行、資本金、設立年、従業員数 | 上場市場、資本金・株主資本、連結従業員数 | 設立年、資本金、累計買取額、取引社数・契約件数 |
| 少額・緊急案件との相性 | 商品ごとに確認が必要。初回手続に時間を要する商品もある | GMO BtoB早払いは100万円以上。医療・介護特化商品も多い | オンラインや短時間審査を案内する会社があるが、実行時期は審査・契約条件で変わる |
| 注意点 | 「ファクタリング」という名称でも回収保証と債権買取を混同しない | 会社全体の規模をサービス単体の実績と誤認しない | 自社公表の累計値は指標名・集計時点・社数か件数かを確認する |
たとえば、みずほファクターの国内商品は回収保証が中心で、三菱UFJファクターの診療報酬サービスは初回取引まで1か月弱と案内されています。一方、ビートレーディングは最短2時間、GMO BtoB早払いは利用審査後の最短2営業日を公表しています。早さだけで選ぶのではなく、そもそも対象債権と取引目的が合うかを先に確かめる必要があります。
目的別に見る、会社の区分との相性
「大手かどうか」より先に決めるべきは、自社が何をしたいかです。目的が違えば、候補になる会社の区分も、比べるべき条件も変わります。本記事で確認した10社の公表サービスを目的別に並べ直すと、次のようになります。
| 目的 | 候補になる区分 | 本記事で該当する公表サービス | 先に確認する条件 |
|---|---|---|---|
| 一般の請求書を期日前に資金化したい | 専門会社・フィンテック系、上場・大企業系の一部 | ビートレーディング、PMG、トップ・マネジメント、OLTA、GMO BtoB早払い | 最低金額・最短入金までの実日数・2社間か3社間か |
| 売掛先の倒産に備えたい(未回収リスクの保証) | 銀行グループ系 | みずほファクターの回収保証 | 保証の対象となる販売先数・最低保証金額・保証料 |
| 診療・介護・調剤報酬を早く受け取りたい | 銀行グループ系、上場・大企業系 | 三菱UFJファクター、オリックス、三菱HCキャピタル、リコーリース | 初回利用開始までの期間・月間の買取上限・対象となる報酬の種類 |
| 海外取引の債権を扱いたい | 銀行グループ系 | 公式サイトで国際ファクタリングを案内する会社 | 対象国・通貨・輸入者の信用調査の扱い |
この表で分かるとおり、銀行グループ系の会社名を知っていても、一般の請求書買取を今すぐ使いたい場面では候補に入らないことがあります。反対に、専門会社の実績値が大きくても、診療報酬の早期受取には対応していない会社があります。会社の規模と、自社の目的との相性は別の軸です。
大手を選んでも省けない3つの確認
会社規模は安心材料の1つですが、契約内容の確認を省いてよい理由にはなりません。次の3点は、相手が銀行系でも上場企業でも同じように確認します。
- 契約の実態が債権の売買になっているか。 金融庁は、譲渡した債権の回収が売主に委託され、売主が集金できなかった場合に、売主が債権を買い戻すこととされている、又は売主自身の資金によりファクタリング業者に支払をしなければならないこととされているものなどを、貸金業に該当するおそれがある例に挙げています。代表者の連帯保証はこの注意喚起には挙げられていませんが、求められた場合は、売掛先が支払わなかったときの負担を利用企業側が負う仕組みになっていないかを、契約全体と実際の回収方法に照らして確認してください。
- 貸付けを扱う会社なら貸金業の登録があるか。 金融庁は、売買契約に基づく債権譲渡である二者間・三者間のファクタリングを行ううえで貸金業の登録は必要ないとしています(同じ回答には「リコース型を除く」との留保があります)。一方で、ファクタリングとして行われる取引でも、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるものは貸金業に該当するおそれがあり、該当するかは契約書の形式的な要素だけでなく経済的側面や実態に照らして判断されるとし、貸金業を行うには財務局又は都道府県の登録を受ける必要があるとしています。なお、銀行など、貸付けを業として行うにつき他の法律に特別の規定のある者が行うものは貸金業法の適用除外です。登録の有無は金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」で検索できます。
- 契約書が交付され、手数料の内訳が書かれているか。 買取代金、手数料、事務手数料、登記費用、振込手数料が見積書と契約書で一致しているかを、最終的に口座へ入る金額で確認します。
登録の有無を調べるときは、検索結果の読み方にも注意が必要です。金融庁は、登録貸金業者情報検索サービスで検索される情報は各財務局・都道府県がデータの更新処理を行った時点のもので、照会日現在のものではないとしています。検索されない貸金業者については、データ更新処理後に新規登録を行ったか、貸金業法に基づく登録を行っていない無登録業者(いわゆるヤミ金融)である可能性があるとし、最新の情報は登録番号欄に記載されている各財務局・都道府県に問い合わせるよう案内しています。
※出典:金融庁「登録貸金業者情報検索サービス ご利用上の注意」[6]
大手ファクタリング会社を選ぶ5つの確認手順
1.債権買取か回収保証かを確認する
支払期日前に現金が必要なら、売掛債権を買い取るサービスが候補です。取引先の倒産による未回収を防ぎたいなら、回収保証が目的に合います。同じ「ファクタリング」のページにあっても契約機能が違うため、商品説明を確認しましょう。
2.対象債権・業種・利用者区分を確認する
一般企業の請求書、注文書、診療報酬、介護報酬では、対応会社が異なります。また、法人限定か個人事業主も利用できるかも重要です。自社が法人なら、法人案件の審査・契約に対応するサービスかを確認してください。
3.希望額と必要日を数字で照合する
最短入金の表示だけでなく、初回審査、契約、債権譲渡通知を含めて希望日に間に合うかを確認します。最低金額・上限金額も商品ごとに違うため、売却したい債権額が範囲内かを見ましょう。
4.手数料以外を含む最終受取額を比較する
手数料の下限だけでは、実際の負担は分かりません。見積書で買取代金、手数料、事務手数料、登記費用、振込手数料などを確認し、最終的に口座へ入る金額で比較します。条件は売掛先の信用力、債権額、支払期日、契約方式などにより変わります。
5.契約内容と運営会社を確認する
金融庁は、契約書に債権譲渡と書かれていても、売主に買戻しや自己資金での支払いを求めるなど、実態が貸付けと同様なら貸金業に該当するおそれがあると注意喚起しています。会社規模だけで安全と決めず、運営会社の正式名称・所在地・契約書・償還請求の有無を確認し、不明点があれば弁護士などの専門家へ相談してください。
金融庁は、ファクタリング業者から受け取る金銭(債権の買取代金)が債権額に比べて著しく低額であるといったケースは偽装ファクタリングの疑いがあるとし、高額な手数料を支払うとかえって資金繰りが悪化し、多重債務に陥る危険性があると注意を呼びかけています。相手の会社規模にかかわらず、見積書で債権額と買取代金の差を確認しましょう。
※出典:金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」[1]
公表値は基準日をそろえて読む
本記事の表に載せた累計買取額や取引社数には、会社ごとに異なる基準日が付いています。2026年3月時点の値と2022年10月公表の値を同じ表で見ると、後者が小さく見えることがありますが、集計時点が3年以上前であることを踏まえて読む必要があります。公表値を比べるときは、指標名だけでなく基準日をそろえ、古い値は各社の公式サイトで最新の値に更新されていないかを確認してください。基準日が書かれていない累計値は、いつの数字か分からないため、比較の根拠にしないほうが安全です。
BIGは「大手」ではなく、法人特化という別軸で検討する
法人専門ファクタリングのBIGを運営する株式会社ビッグパートナーズは、公式会社サイトで2021年12月20日設立、資本金1,000万円と公表しています。BIGの会社概要でも運営会社を確認できます。本記事の比較基準では「大手」に含めません。
また、BIGの累計買取額と取引社数について、比較可能な公式公表値は未確認です。そのため、大手各社と実績値を横並びにはしません。
一方、BIGは法人のみを対象とし、2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、医療報酬ファクタリングを案内しています。「会社規模」ではなく「法人案件に特化した相談先」という別の軸で、見積条件や支援内容が自社に合うかを確認してください。
大手ファクタリング会社に関するよくある質問
Q.一番大きいファクタリング会社はどこですか?
A.一社に決めることはできません。会社全体の資本規模なら上場大企業、請求書買取の公表実績なら専門会社が比較しやすいなど、指標によって結果が変わります。累計申込額と累計買取額も別の数字です。
Q.銀行系ファクタリング会社なら手数料が低いですか?
A.一概にはいえません。銀行系が公表する回収保証や診療報酬サービスと、独立系の2社間請求書買取では、商品構造・対象債権・手続が異なります。同じ条件の見積もりで最終受取額を比較する必要があります。
Q.資本金が大きい会社ほど入金が早いですか?
A.資本金と入金スピードに直接の対応関係があるとは限りません。初回審査、必要書類、債権譲渡通知、契約方法などによって所要日数が変わります。各商品の公式な利用フローを確認してください。
Q.累計申込金額と累計買取額は同じですか?
A.同じではありません。累計申込金額は申込ベースの金額であり、審査後に実際に買い取られた金額とは一致しません。公表値を比較するときは、指標名と集計時点を確認しましょう。
Q.法人専門ファクタリングのBIGは大手ですか?
A.本記事では大手に含めていません。運営会社は2021年設立で、累計買取額・取引社数の比較可能な公式公表値も未確認です。BIGは会社規模ではなく、法人のみを対象とするサービスという別軸で検討してください。
Q.大手なら貸金業の登録は不要ですか?
A.会社の規模とは関係ありません。金融庁は、売買契約に基づく債権譲渡である二者間・三者間のファクタリングを行ううえで貸金業の登録は必要ないとしています(同じ回答には「リコース型を除く」との留保があります)。一方で、ファクタリングとして行われる取引でも、売主が債権を買い戻すこととされているものなど、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるものは貸金業に該当するおそれがあり、その判断は契約書の形式的な要素だけでなく経済的側面や実態に照らして行われるとしています。貸金業を行うには財務局又は都道府県の登録が必要ですが、銀行など他の法律に特別の規定のある者が行う貸付けは貸金業法の適用除外です。契約の実態を確認し、貸付けを扱う会社であれば金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで登録を確認してください。
参考資料・出典
法令・公的機関・業界団体
- 金融庁の注意喚起(fsa.go.jp)
- e-Gov法令検索「銀行法」(laws.e-gov.go.jp)
- e-Gov法令検索「貸金業法」(laws.e-gov.go.jp)
- 金融庁「立替サービスの貸金業該当性に関するQ&A」(fsa.go.jp)
- 金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」(clearing.fsa.go.jp)
- 金融庁「登録貸金業者情報検索サービス ご利用上の注意」(fsa.go.jp)
その他の参照先
- 1977年6月設立、資本金20億8,000万円、従業員591名(2025年12月31日現在)、三菱UFJ銀行100%出資(muf.bk.mufg.jp)
- 診療・調剤報酬の早期受取(muf.bk.mufg.jp)
- 1977年4月1日設立、資本金10億円、従業員222名(2026年6月30日現在)、みずほ銀行100%出資(mizuho-factor.co.jp)
- 国内ファクタリングとして売上債権の回収保証(mizuho-factor.co.jp)
- 1995年3月設立、連結資本金133億2,300万円、連結従業員882名、東証プライム上場(gmo-pg.com)
- 法人向けの請求書・注文書買取(gmo-pg.com)
- 1964年4月設立、株主資本4兆4,825億円、従業員37,286名、東証プライム・ニューヨーク証券取引所上場(2026年3月末現在)(orix.co.jp)
- 診療・介護・調剤報酬債権の買取(biz.orix.co.jp)
- 1971年4月12日設立、資本金331億9,604万7,500円、連結従業員7,950名、東証プライム上場(2026年3月末現在)(mitsubishi-hc-capital.com)
- 介護・調剤・診療等報酬債権の買取(mitsubishi-hc-capital.com)
- 1976年12月設立、資本金78億9,686万円、連結従業員1,657名、東証プライム上場(2026年4月1日現在)(r-lease.co.jp)
- 介護事業者向け(r-lease.co.jp)
- 2012年4月設立、資本金7,000万円(資本準備金5,000万円)(betrading.jp)
- 取引社数9.1万社、累計買取額1,824億円(2026年3月時点)(betrading.jp)
- 2015年6月設立、資本金1億円、従業員230名(2026年6月現在)(p-m-g.tokyo)
- 契約総数51,999件、買取総額2,226億円(いずれも2025年4月時点と公式表示)(p-m-g.tokyo)
- 2009年4月21日設立、資本金5,000万円(top-management.co.jp)
- 累計買取高100億円、45,000件超の買取契約(top-management.co.jp)
- 2017年4月14日設立、資本金70億5,305万円(資本準備金含む、2026年8月末時点)(corp.olta.co.jp)
- 累計申込金額1,000億円(2022年10月14日公表)(corp.olta.co.jp)
- 公式会社サイトで2021年12月20日設立、資本金1,000万円(big-partners.co.jp)
当社(法人専門ファクタリングのBIG)の公式情報
- BIGの会社概要(big-factoring.com)
- BIGは法人のみを対象(big-factoring.com)
- 2社間ファクタリング(big-factoring.com)
- 3社間ファクタリング(big-factoring.com)
会社情報とサービス条件は、各社の公式サイトを2026年9月1日に確認しました。数値には各公式ページ上の基準日を併記しています。
