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ファクタリングの基礎知識 2026.04.04 READING 約35分

注文書ファクタリングおすすめ7選!請求書なしでも資金調達できる会社を比較【2026年最新】

注文書ファクタリングに対応した会社7選を比較。請求書発行前・納品前でも資金調達が可能な注文書ファクタリングの仕組み・手数料・メリットデメリットを解説。建設業やIT業界の方必見。

BIG編集部 EDITORIAL
法人ファクタリングと資金繰り改善に関する実務情報を発信しています。

「受注は決まったのに、工事着手金や材料費が足りない」「請求書はまだ発行できないが、今すぐ資金が必要」――こうした悩みを抱える経営者に注目されているのが注文書ファクタリングです。

注文書ファクタリングは、通常のファクタリング(請求書買取)とは異なり、請求書なし・納品前の段階で資金調達ができる画期的なサービスです。注文書や発注書をもとに受注段階で売掛債権を資金化できるため、建設業の工事着手金やIT業界の開発費など、先行投資が必要な場面で相談先の候補になります。

この記事の比較軸

注文書ファクタリングの記事では、単に「早い」「安い」といった訴求ではなく、次の実務条件をそろえて比較します。

  • 対象者(法人・個人事業主・医療/介護など)
  • 手数料の見積もり条件と追加費用
  • 入金スピードと、実際に着金するまでの確認事項
  • 買取可能額の下限・上限
  • 対面相談・オンライン対応・必要書類
  • この条件に向いている会社、向かない会社の判断軸

特に次の資金繰りニーズを意識して比較します。

  • 受注後の材料費
  • 外注費
  • 納品前の先行費用
  • 注文書・発注書の確認

注文書ファクタリングに対応したおすすめ会社7社【比較表あり】

ここに載せているのは、注文書ファクタリングの取り扱いを公式サイトで明示している会社だけです。該当したのは6社です。掲載社数を揃えるための水増しはしていません。運営元の法人専門ファクタリングのBIGは注文書段階の買取を扱っていませんが、請求書発行後の買取の比較先として載せています。

※ 掲載順は業者間の優劣を示すものではありません。公表値はいずれも最も条件が良い場合のもので、実際の条件は売掛先や債権内容によって変わります。

会社名 対象 手数料 入金スピード 買取可能額 オンライン完結
トップ・マネジメント 法人・個人事業主 2社間3.5%〜・3社間0.5%〜 最短即日 公表なし
マネーフォワード早期入金 法人のみ 0.5%〜(その他の費用なし) 最短1営業日 数万円〜数億円
GMO BtoB早払い 法人のみ 請求書1〜10%・注文書2〜12% 審査完了後最短2営業日 100万円〜1億円(1回は5,000万円が目安) 可(対面でも対応)
法人専門ファクタリングのBIG 法人のみ 1%〜(3社間。2社間は5%〜) 最短即日(見積は最短30分回答) 2社間30万円〜・3社間100万円〜(上限の公表なし)
土建くん 建設業の法人・個人 1.8%〜 最短即日 記載なし
けんせつくん 建設業界の法人・個人事業主 2%〜 最短2時間 記載なし
ビートレーディング 法人・個人事業主 平均 2者間9.4%・3者間6.4% 最短2時間(300万円未満は最短50分) 下限・上限なし 可(金額により対面契約が必須)

※ 掲載情報は2026年8月時点で各社公式サイトを確認したものです(法人専門ファクタリングのBIGは2026-09-10に再確認)。最新の条件は各社にご確認ください。

注文書ファクタリングに対応したおすすめ会社7社の特徴と条件

冒頭の比較表に載せた会社について、条件と確認しておきたい点を紹介します。公表値はいずれも最も条件が良い場合のもので、実際の条件は売掛先や債権内容によって変わります。

トップ・マネジメント

2社間3.5%〜3社間0.5%〜見積書・発注書の段階でも相談可(法人)業界別のメニュー

請求書を出す前の段階や、業界に合わせたメニューで資金化したい会社に向く会社です。通常の2社間(3.5%〜)・3社間(0.5%〜)に加えて、見積書・受注書・発注書の段階で資金化する「見積書・受注書・発注書ファクタリング」、広告業界・IT業界専門の「ペイブリッジ」、助成金の申請とファクタリングを同時に進める「ゼロファク」を用意しています。3社間では、143社の中堅・大手企業から債権譲渡の認可を得た実績を公表しています。

注文書ファクタリングでの比較ポイント:見積書・受注書・発注書の段階で資金化する専用メニューがあり、注文書よりさらに前の見積書の段階でも相談できます。広告・IT業界向けの「ペイブリッジ」でも、見積書や発注書での資金化を案内しています。
確認したい点:見積書・受注書・発注書ファクタリングは、設立から半年以上・月商500万円以上の法人だけが対象で、個人事業主やフリーランスは使えません。買取可能額と必要書類は公式ページに記載がないため、見積もりの時点で確認してください。

こんな人・会社に

  • 請求書の発行前に資金が必要な法人
  • 広告・IT業界の売掛金を資金化したい会社
  • 取引先の承諾を得て、3社間で手数料を抑えたい会社
項目 詳細
対象者 法人・個人事業主(見積書・受注書・発注書の段階の買取は法人のみ)
手数料 2社間 3.5%〜 / 3社間 0.5%〜
入金スピード 最短即日(申し込み当日の資金化を案内)
買取可能額 公表なし
契約方式 2社間・3社間
主なメニュー 見積書・受注書・発注書ファクタリング / ペイブリッジ(広告・IT業界) / ゼロファク(助成金と同時) / オンライン完結型
運営会社 株式会社トップ・マネジメント(2009年4月21日設立)
所在地 東京都千代田区鍛冶町1-4-3 竹内ビル2F

出典: トップ・マネジメント「商品案内」トップ・マネジメント「会社概要」(2026年9月11日確認)

マネーフォワード早期入金

法人のみ0.5%〜数万円〜数億円取引先への通知・登記なし面談原則不要

上場企業の株式会社マネーフォワードの100%子会社が運営する、法人向けのファクタリングです。取引先への通知も債権譲渡登記も要らない2者間の契約で、数万円から数億円までの売掛金に対応します。手数料は0.5%〜で、その他の費用は発生しないと案内しています。AI仮審査で調達できる金額と手数料率の目安が約5分で分かり、面談は原則不要です。

注文書ファクタリングでの比較ポイント:公式サイトでは「発注書・請求書を早期資金化」するサービスと案内しており、売掛債権の証憑として発注書も受け付けています。注文書の段階の買取について手数料や買取割合を分けた案内は見当たらないため、発注書だけで申し込めるかは見積もりの時点で確認してください。
確認したい点:個人事業主は使えません。必要書類は直近2期分の決算書と直近までの試算表、取引内容が分かる契約書・請求書・発注書などで、ほかの会社より準備するものが多めです。入金は、公式ページに最短即日と最短1営業日の両方の表記があるため、見積もりの時点で確認してください。

こんな人・会社に

  • 決算書・試算表がそろっている法人
  • 取引先に知られず、登記もせずに進めたい法人
  • 売掛金の資金化を継続して使いたい会社
項目 詳細
対象者 法人のみ(個人事業主は不可)
手数料 0.5%〜(その他の費用なし)
入金スピード 最短1営業日(公式ページには最短即日の表記もあり)
買取可能額 数万円〜数億円
契約方式 2者間(取引先への通知・債権譲渡登記は不要)
必要書類 直近2期分の決算書・直近までの試算表、契約書・請求書・発注書など
面談・来店 原則オンライン完結・面談は原則不要
運営会社 マネーフォワードケッサイ株式会社(2017年3月設立・株式会社マネーフォワードの100%子会社)
所在地 東京都港区芝浦三丁目1番21号 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21階

出典: マネーフォワードケッサイ「マネーフォワード 早期入金」(2026年9月11日確認)

GMO BtoB早払い

法人のみ請求書1%〜10%注文書2%〜12%100万円〜1億円注文書の段階で買取

請求書を出す前の受注の段階から、まとまった金額を資金化したい法人に向くサービスです。東証プライム上場のGMOペイメントゲートウェイが運営し、請求書買取(手数料1%〜10%)に加えて、注文書の段階で受注金額の最大50%まで買い取る注文書買取(2%〜12%)を用意しています。売掛債権は100万円〜1億円までが対象で、取引先への通知が原則不要な2者間の契約です。専任の担当者が対面でもオンラインでも対応し、2回目以降は利用審査が要らず、決まった買取限度の範囲で繰り返し使えます。

注文書ファクタリングでの比較ポイント:注文書の段階で受注金額の最大50%まで買い取る注文書買取(手数料2%〜12%)があり、請求書買取(1%〜10%)と同じ窓口で使えます。注文書の段階では全額を資金化できないことと、請求書買取より手数料の幅が高く設定されていることは、見積もりの前に押さえておきましょう。
確認したい点:個人事業主は使えず、個人向けの債権も対象外です。利用審査には決算書2期分と試算表、取引基本契約書などが要り、審査結果の回答まで最短2営業日、入金はさらに最短2営業日かかるため、即日の資金化には向きません。1回あたりの買取金額は100万円〜5,000万円が目安で、100万円未満の請求書は対象外です。税金や社会保険料の未納があり分納もしていない場合は断られ、一部の業種も買取を控えています。代金の受け取りには、原則として同社の仮想口座を使います。

こんな人・会社に

  • 受注から入金までの期間が長い案件を抱える法人
  • 数百万円〜数千万円の売掛金を資金化したい会社
  • 担当者と相談しながら継続して使いたい会社
項目 詳細
対象者 法人のみ(個人事業主は不可)
手数料 請求書買取 1%〜10% / 注文書買取 2%〜12%
入金スピード 審査完了後 最短2営業日(利用審査の結果も最短2営業日で回答)
買取可能額 100万円〜1億円(1回あたり100万円〜5,000万円が目安。注文書買取は受注金額の最大50%まで)
契約方式 2者間(取引先への通知・登記は原則なし。代金の受け取りは原則仮想口座)
必要書類 利用審査:決算書2期分・試算表・取引基本契約書など・審査依頼書(当社フォーマット)/買取審査:見積書・発注書・請求書・納品確認書(検収書)・通帳履歴1か月分など
面談・来店 担当営業が対面でサポート(オンライン対応も可)
運営会社 GMOペイメントゲートウェイ株式会社(1995年3月設立)
所在地 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス(本社)/大阪(大阪市北区)・九州(福岡市中央区)にも拠点

出典: GMO BtoB早払い 公式サイト(FAQを含む)GMOペイメントゲートウェイ「会社概要」(2026年9月11日確認)

土建くん

建設業専門手数料1.8%〜入金最短即日注文書・請書でも可2社間・3社間

建設業に特化したファクタリングで、一人親方から少人数の工務店、中小企業の元請・下請まで、工事代金の入金を待たずに資金を回したい建設業者に向きます。請求書だけでなく注文書・請書の段階でも相談でき、出来高・出来形・検収など建設特有の請求の形に合わせて、必要書類を審査が進む順に案内します。手数料は1.8%〜、入金は最短即日で、審査は早ければ30分程度と案内しています。取引先に知らせない2社間と、通知・承諾を得る3社間を案件ごとに選べ、手続きは全てオンラインでも進められます。

注文書ファクタリングでの比較ポイント:建設業専門で、請求書だけでなく注文書・請書の段階でも相談でき、出来高・出来形・検収など建設特有の請求の形に合わせて必要書類を案内しています。取引先に知らせない2社間か、通知・承諾を得る3社間かを案件ごとに選べます。
確認したい点:対象は建設業の事業者だけです。買取可能額の下限・上限は公式ページに記載がありません。必要書類には決算書または確定申告書(直近2期分)も含まれ、必要に応じて会社謄本・印鑑証明書・納税証明書を求められます。1.8%は下限で、公式の導入事例には手数料3〜4%の例が載っています。

こんな人・会社に

  • 材料費・外注費の先払いが続く工務店・専門工事業者
  • 注文書・請書しかない段階で資金を用意したい一人親方
  • 取引先に知らせずに進めたい建設業者
項目 詳細
対象者 建設業の法人・個人(一人親方・電気・内装・設備・解体・とび土工ほか)
手数料 1.8%〜
入金スピード 最短即日(審査は早ければ最短30分程度)
買取可能額 記載なし(下限・上限とも)
契約方式 2社間・3社間(案件ごとに選択)
必要書類 請求書またはそれに準ずるもの・通帳のコピー(過去3ヶ月の入金履歴)・本人確認書類・決算書または確定申告書(直近2期分)。必要に応じて会社謄本・印鑑証明書・納税証明書
面談・来店 対面・オンラインともに対応(お手続きは全てオンラインでも可能)
運営会社 株式会社ワイズコーポレーション(2017年3月設立)
所在地 東京都豊島区池袋2-50-9 第三共立ビル3F

出典: 土建くん 公式サイト土建くん「土建くんのサービス」土建くん「ご利用の流れ」土建くん「手数料について」土建くん「会社概要」(2026年9月11日確認)

けんせつくん

建設業界専門手数料2%〜最短2時間受注時の注文書でも可完全オンライン

建設業界に特化したファクタリングで、受注したばかりで注文書しかない段階や、入金待ちの請求書をすぐ現金にしたい建設業者に向きます。手数料は2%〜、入金は申込みから最短2時間程度で、申込みはメールフォームかLINEから、スマホだけで全国から手続きできます。個人事業主や開業したばかりの事業者も対象で、建設業界出身のスタッフが担当すると案内しています。

注文書ファクタリングでの比較ポイント:建設業界専門で、受注したばかりで注文書しかない段階でも申し込めると案内しています。申し込みはメールフォームかLINEからで、スマホだけで全国から手続きでき、入金は申し込みから最短2時間程度です。
確認したい点:対象は建設業の事業者だけで、個人の給与ファクタリングや融資は扱っていません。サイト上に運営会社名の表示がなく(プライバシーポリシーの社名欄も空欄)、所在地とメールアドレスから株式会社ウィットと判断しています。契約前に、運営会社と契約書の名義を確認してください。買取可能額・必要書類・2社間/3社間の別はサイトに記載がありません。銀行営業時間外の契約は翌営業日の入金になります。

こんな人・会社に

  • 受注したばかりで注文書しかない建設業者
  • その日のうちに資金を用意したい工事業者
  • 来店せずスマホとLINEで進めたい一人親方
項目 詳細
対象者 建設業界の事業者(法人・個人事業主)
手数料 2%〜
入金スピード 最短2時間(審査開始から)。銀行営業時間外は翌営業日
買取可能額 記載なし(運営会社ウィットの公式サイトでは「金額に下限は設けておりません」)
契約方式 けんせつくんのサイトには記載なし(ウィットの公式サイトでは2社間・3社間とも対応と案内)
必要書類 記載なし(静的HTML・描画後とも)
面談・来店 完全オンライン手続き(スマホ・LINE・メールフォーム)
運営会社 株式会社ウィット(2016年11月4日設立)※けんせつくんのサイト上は社名欄が空欄
所在地 東京都品川区西五反田2-24-4 THE CROSS GOTANDA 4F(ウィットは仙台支社・福岡支社あり)

出典: けんせつくん 公式サイト株式会社ウィット「会社概要」株式会社ウィット「ファクタリング」(2026年9月11日確認)

ビートレーディング

法人・個人事業主平均手数料 2者間9.4%・3者間6.4%最短2時間買取額の下限・上限なし注文書ファクタリング

請求書を発行する前の注文書の段階や、診療報酬・介護報酬まで含めて資金化を相談したい法人・個人事業主に向く会社です。売掛先への通知・承諾が原則不要な2者間と、売掛先を含めた3者間の両方に対応し、買取可能金額に下限・上限を設けていないと案内しています。300万円以上は担当者に相談して最短2時間、300万円未満は審査申し込みから最短50分で入金できるポータルサイトを用意しています。必要書類は請求書などの売掛金に関する書類と、口座の入出金明細(直近2か月分)の2点が基本で、契約はクラウドサインのオンライン契約・来社・訪問から選べます。

注文書ファクタリングでの比較ポイント:注文書ファクタリングをメニューとして用意しており、法人・個人事業主のどちらでも相談できます。2者間・3者間の両方に対応し、買取額に下限・上限を設けていないと案内しています。
確認したい点:手数料は上限・下限を公表しておらず、公表しているのは平均値(2者間9.4%・3者間6.4%、法人のみ・2025年9月時点)です。よくある質問のページには2者間10.3%・3者間6.8%(2024年度実績)という別の平均値が載っているため、実際の料率は見積もりで確認してください。売掛先が個人事業主の請求書や給与債権は買い取りの対象外で、買取金額によっては対面での契約が必須になる場合があります。

こんな人・会社に

  • 注文書の段階で資金が必要な建設業などの会社
  • 300万円未満の請求書をスマホで申し込みたい個人事業主・フリーランス
  • 売掛先に知られない2者間と、手数料を抑える3者間を比べたい法人
項目 詳細
対象者 法人・個人事業主・フリーランス(売掛先が個人事業主の売掛金は対象外)
手数料 平均 2者間9.4% / 3者間6.4%(法人のみ・2025年9月時点)。上限・下限の公表なし
入金スピード 相談型は最短2時間 / ポータルサイト(300万円未満)は審査申し込みから最短50分
買取可能額 下限・上限なし(1万円〜7億円の買取実績)
契約方式 2者間・3者間(償還請求権なし)
必要書類 売掛金に関する書類(請求書等)・口座の入出金明細(直近2か月分)の2点。債権の内容により追加書類
面談・来店 オンライン契約(クラウドサイン)・来社・訪問から選択(買取金額によっては対面契約が必須)
主なメニュー 注文書ファクタリング / 介護報酬・診療報酬ファクタリング
運営会社 株式会社ビートレーディング(2012年4月設立・2026年4月28日に経営革新等支援機関に認定)
所在地 東京本社:東京都港区芝大門一丁目2-18 野依ビル3階・4階 / 支店:仙台市青葉区・名古屋市中区・大阪市北区・福岡市博多区

出典: ビートレーディング「法人向けファクタリング」ビートレーディング 公式サイトビートレーディング「最低いくらから最高いくらまで買取できますか?」ビートレーディング「ビートレーディングのファクタリングの手数料は?」ビートレーディング「申し込みから入金までどれくらいかかりますか?」ビートレーディング よくある質問(契約時の訪問について)ビートレーディング「個人事業主は利用できますか?」ビートレーディング「ご利用の流れ」ビートレーディング「会社概要」(2026年9月11日確認)

注文書ファクタリングとは?仕組みをわかりやすく解説

注文書ファクタリングの定義

注文書ファクタリングとは、注文書(発注書)の段階で将来の売掛債権を資金化できるサービスです。通常のファクタリングでは納品後に発行される請求書が必要ですが、注文書ファクタリングでは請求書なしでも、受注を証明する注文書・発注書があれば資金調達ができる場合があります。

つまり、注文書などで将来の債権の内容を確認でき、ファクタリング会社の審査と契約条件を満たせば、納品前・請求書発行前に必要な資金を用意できる場合があります。これにより、受注はあるのに手元資金が不足して着手できないという「黒字倒産」のリスクを軽減できます。

法律の面では、民法第466条の6が「債権の譲渡は、その意思表示の時に債権が現に発生していることを要しない」と定め、まだ発生していない債権が譲渡された場合は、譲受人は発生した債権を当然に取得するとしています。注文書ファクタリングで譲り渡すのは注文書という書類そのものではなく、注文書などで内容を確認できる将来の売掛債権で、注文書はその内容を示す資料という位置づけです。

債権の譲渡を売掛先(債務者)に主張するには、民法第467条により、譲渡人から債務者への通知か、債務者の承諾が必要です。債務者以外の第三者に主張するには、その通知または承諾を確定日付のある証書で行う必要があります。売掛先に通知しない形で契約するか、通知・承諾を得る形で契約するかによって、回収と送金の流れが変わります。

※出典:e-Gov法令検索「民法」第466条の6・第467条[1]

通常のファクタリング(請求書買取)との違い

通常のファクタリングは、納品・役務提供が完了し請求書が発行された段階で売掛債権を買い取る仕組みです。一方、注文書ファクタリングは受注段階、つまり注文書・発注書を受け取った時点で資金化できます。

この違いにより、注文書ファクタリングは資金化のタイミングが大幅に前倒しされます。例えば、受注から納品まで3か月かかるプロジェクトの場合、通常のファクタリングでは3か月後の請求書発行を待つ必要がありますが、注文書ファクタリングなら受注直後に資金を調達できます。

通常のファクタリングは納品・役務提供が完了し請求書が発行された段階で売掛債権を買い取るのに対し、注文書ファクタリングは受注段階、つまり注文書・発注書を受け取った時点で資金化できる。受注から納品まで3か月かかるプロジェクトの場合、通常のファクタリングでは3か月後の請求書発行を待つ必要があるが、注文書ファクタリングなら受注直後に資金を調達できる。
図1:通常のファクタリング(請求書買取)との違い

対象となる書類(注文書・発注書・受注書等)

注文書ファクタリングで対象となる書類は、以下のような受注を証明できる書類です。

  • 注文書:発注元から届く正式な注文書
  • 発注書:発注元が発行する発注書(注文書とほぼ同義)
  • 受注書:受注側が発行する受注確認書
  • 業務委託契約書:業務内容・金額・納期が明記されたもの
  • 工事請負契約書:建設業における工事契約書

重要なのは、発注元・受注金額・納期が明確に記載されていることです。口頭での発注や金額が不明確な書類では審査が通りにくくなります。

発注の書面に何を書くかが法律で決まっている取引もあります。2026年1月1日に施行された取適法(中小受託取引適正化法)では、同法の対象となる製造委託等をした委託事業者は、直ちに、給付の内容、代金の額、支払期日、支払方法などを、書面または電子メールなどの電磁的方法で中小受託事業者に明示しなければならないとされています(同法第4条)。対象になるかどうかは取引の内容と資本金・従業員数の基準で決まるため、すべての注文書・発注書に当てはまるわけではありません。

建設工事の請負契約では、建設業法第19条が、工事内容、請負代金の額、工事着手・完成の時期などの事項を書面に記載し、署名又は記名押印をして相互に交付することを求めています。国土交通省の建設業法令遵守ガイドライン(第12版)は、注文書・請書で契約する場合も、基本契約書を取り交わしたうえで注文書と請書を交換するか、同じ内容の契約約款を添付した注文書と請書を交換するなど、所定の要件を満たす必要があるとしています。

※出典:e-Gov法令検索「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」第4条[2]公正取引委員会「2026年1月から「下請法」は「取適法」へ!」(令和7年8月)[3]e-Gov法令検索「建設業法」第19条[4]国土交通省「建設業法令遵守ガイドライン(第12版)」(2026年1月)[5]

注文書ファクタリングの取引の流れ

注文書ファクタリングは、以下のステップで進みます。

  1. 受注・注文書の取得:取引先から注文書(発注書)を受け取ります。
  2. ファクタリング会社に申込:注文書・本人確認書類・通帳コピーなどを提出し、買取を申し込みます。
  3. 審査:発注元の信用力、注文書の内容、過去の取引実績などが審査されます。
  4. 契約・入金:審査通過後、手数料を差し引いた買取代金が入金されます。
  5. 納品・請求・回収:通常通り納品・請求書発行を行います。売掛先に通知しない2社間型では、利用者が売掛金を回収したあとファクタリング会社へ送金します(売掛先への通知・承諾を伴う契約形態もあります)。

注文書ファクタリングのポイント

  • 請求書なし・納品前の段階で資金調達が可能
  • 注文書・発注書・受注書など受注を証明する書類が必要
  • 通常のファクタリングより資金化のタイミングが大幅に前倒しできる
  • 発注元の信用力と注文書の信頼性が審査のポイント

注文書ファクタリングを選ぶ際の基本

「注文書ファクタリング」とは何を意味するか

通常のファクタリングは「請求書(売掛金が確定した段階)」を対象としますが、注文書ファクタリングは受注時点の注文書などで内容を確認できる将来の売掛債権を買い取る(譲り受ける)仕組みです。売掛金が発生する前の段階で資金化できるため、受注後の仕入・外注費の先行支払いに活用しやすい性格があります。

注文書ファクタリングを選ぶ際の注意点

  • 請求書ベースよりリスクが高い(受注後にキャンセル・条件変更が起こり得る)ため、手数料は請求書ファクタリングより高めの傾向
  • 取扱業者が限定的なため、対応可能な業者を絞り込んだ上での比較が必要
  • 注文書の信頼性(発注元の信用力・契約の確実性)が審査の中心となる

注文書訴求の落とし穴

注文書ファクタリングは取扱が限定的な領域のため、業者の真贋を見極めることが重要です。「注文書だけで即日入金」といった宣伝文句だけで判断せず、契約形態(債権譲渡か金銭消費貸借か)を契約書面で確認してください。

金融庁は、ファクタリングは法的には債権の売買(債権譲渡)契約であるとしたうえで、ファクタリングを装って貸付けを行うヤミ金融業者の存在が確認されていると注意を呼びかけています。受け取る買取代金が債権額に比べて著しく低額であるケースは偽装ファクタリングの疑いがあるとし、売主が集金できなかった場合に売主が債権を買い戻すこととされている、売主自身の資金で支払わなければならないこととされている、といった取引は、契約書に債権譲渡契約と定められていても貸金業に該当するおそれがあるとしています。

また金融庁は、貸金業に該当するかどうかは、契約書にノンリコースの規定があるかといった形式的な要素だけでなく、経済的側面や実態に照らして判断されるとしています。契約書の表題だけで判断せず、注文が取り消された場合や納品できなかった場合に買取代金をどう扱うかも条項で確かめてください。

※出典:金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」[6]

注文書ファクタリングのメリット5つ

注文書ファクタリングには、請求書ファクタリングにはない独自のメリットがあります。ここでは特に重要な5つのメリットを解説します。

メリット1:請求書発行前・納品前に資金化できる

注文書ファクタリング比較ポイントは、請求書なしでも資金調達ができる点です。通常のファクタリングでは納品後に請求書が発行されるまで待つ必要がありますが、注文書ファクタリングなら受注段階で即座に資金を手に入れられます。これにより、受注から入金までのタイムラグを大幅に短縮できます。

メリット2:工事着手金・材料費の先行投資に対応

建設業や製造業では、受注後すぐに着手金や材料費の支払いが発生します。注文書ファクタリングを活用すれば、納品前に必要な先行投資費用を確保できるため、「受注はあるが資金不足で着手できない」という事態を防げます。大型案件を受注した際の資金繰りの強い味方となります。

メリット3:受注段階で資金繰りを改善できる

注文書ファクタリングは、受注が確定した時点で将来の売掛金を資金化できるため、資金繰り計画の前倒しができる場合があります。受注残を活用して早期に資金を確保することで、キャッシュフローの安定化を実現できます。複数の案件を同時に抱える場合の資金繰り改善に特に効果的です。

メリット4:長期プロジェクトに強い

受注から納品・請求書発行までの期間が長いプロジェクトほど、注文書ファクタリングの効果を発揮します。例えば、建設業の大型工事(3〜6か月)やIT業界のシステム開発案件(数か月〜1年)など、長期プロジェクトでは受注段階で資金を確保できるメリットが大きくなります。

メリット5:審査基準は通常ファクタリングと同等

注文書ファクタリングの審査基準は、通常の請求書ファクタリングと大きくは変わりません。重視されるのは利用者の財務状況よりも発注元(売掛先)の信用力です。赤字決算や税金滞納中の企業でも、発注元が信頼できる企業であれば利用できる可能性があります。

注文書ファクタリングのメリットまとめ

  • 請求書なし・納品前の段階で資金調達が可能
  • 工事着手金・材料費・開発費など先行投資に対応
  • 受注段階でキャッシュフローを改善できる
  • 長期プロジェクトほど効果が大きい
  • 売掛先の信用力が重視され、自社の財務状況は問われにくい

他の評価軸もあわせて比べたい場合は、軸ごとの横断比較をまとめています。各社の公表値を軸ごとに並べた比較はファクタリング会社のおすすめ比較にまとめています。

注文書ファクタリングのデメリット・注意点

メリットの多い注文書ファクタリングですが、利用前に把握しておくべきデメリットや注意点もあります。

対応している会社が限られる

注文書ファクタリングに対応しているファクタリング会社は、請求書ファクタリングと比較してかなり限られます。請求書買取のみを扱い、注文書・発注書の段階では受け付けていない会社もあります。そのため、注文書ファクタリングを利用したい場合は、対応会社を事前にしっかりと確認する必要があります。

手数料がやや高めになる傾向

注文書ファクタリングは、請求書ファクタリングと比較して手数料がやや高めになる傾向があります。これは、納品前の段階であるため、注文のキャンセルリスクや納品不履行のリスクをファクタリング会社が負う必要があるためです。手数料相場は5%〜20%程度で、請求書ファクタリング(2%〜18%程度)より上限が高くなります。

注文書ファクタリングは納品前の段階であるため、注文のキャンセルリスクや納品不履行のリスクをファクタリング会社が負う必要があり、手数料相場は5%〜20%程度と、既に納品が完了している請求書ファクタリング(2%〜18%程度)より上限が高くなる。ノンリコース(償還請求権なし)と書かれた契約でも、注文の取消しで債権が発生しなかった場合や、納品できなかった場合の買取代金の扱いは契約によって異なるため、キャンセル時の対応について事前に契約条件を確認しておく。
図2:手数料がやや高めになる傾向

注文書の信頼性が厳しく審査される

納品前の資金化であるため、注文書の信頼性に対する審査は通常より厳しくなります。具体的には以下のポイントが重視されます。

  • 発注元の信用力:上場企業や公的機関からの発注は審査で評価されやすい場合がある
  • 注文書の記載内容:金額・納期・業務内容が明確に記載されているか
  • 過去の取引実績:発注元との継続的な取引実績があるか
  • 発注書の形式:正式なフォーマットで発行されているか

注文のキャンセルリスクが存在する

注文書ファクタリング特有のリスクとして、注文のキャンセルがあります。請求書ファクタリングの場合は既に納品が完了しているためキャンセルリスクはほぼありませんが、注文書の段階では発注元の都合でキャンセルされる可能性があります。ノンリコース(償還請求権なし)と書かれた契約でも、注文の取消しで債権が発生しなかった場合や、納品できなかった場合の買取代金の扱いは契約によって異なるため、該当する条項を確認しましょう。

注文書ファクタリング利用時の注意点

  • 対応会社が限られるため、事前に注文書対応の有無を確認する
  • 手数料は請求書ファクタリングよりやや高め(5%〜20%程度)
  • 注文書の記載内容・発注元の信用力が厳しく審査される
  • ノンリコース(償還請求権なし)の契約であることを確認する
  • キャンセル時の対応について事前に契約条件を確認しておく

この条件で向いている会社・向かない会社

注文書ファクタリングでは、サービス名や下限手数料だけでなく、売掛金の内容・入金希望日・提出書類をそろえて判断することが重要です。

向いている会社 受注は確定しているが、請求書発行前に材料費や外注費を用意したいケース
向かない会社 受注内容が未確定、キャンセル条件が大きい、注文書だけで債権内容を説明しにくいケース

急ぎで資金化する前に準備するもの

急ぎで相談する場合でも、書類不足や条件確認漏れがあると入金日は後ろ倒しになります。申込前に次の資料をまとめておくと、見積もりと審査の確認が進めやすくなります。

  • 買取希望の請求書、注文書、診療報酬明細など売掛金の根拠資料
  • 直近の入出金明細、取引先からの入金予定がわかる資料
  • 法人の場合は決算書、登記情報、代表者確認書類
  • 入金希望日、必要金額、資金使途のメモ
  • 受注後の材料費
  • 外注費
  • 納品前の先行費用
  • 注文書・発注書の確認

注文書ファクタリングが活用される業種

注文書ファクタリングは、受注から納品・請求書発行までの期間が長い業種で検討されることがあります。ここでは代表的な4つの業種を紹介します。

建設業:工事着手金・材料費の先行投資

建設業は、注文書ファクタリングが検討される業種のひとつです。工事を受注してから完工・請求書発行までに数か月〜半年以上かかることがあり、その間に工事着手金・材料費・外注費・人件費などの先行投資が必要になります。

注文書ファクタリングを活用すれば、工事請負契約書発注書をもとに受注段階で資金を確保できるため、「受注はあるが手元資金が足りず着工できない」という建設業特有の課題を解決できます。

IT業界:システム開発費の先行調達

IT業界では、システム開発案件の受注から納品まで数か月〜1年以上かかることがあります。その間のエンジニア人件費やサーバー費用、外注費などは先行して発生します。注文書ファクタリングを活用すれば、開発着手前に発注書をもとに資金を確保でき、資金繰りの心配なくプロジェクトに集中できます。

製造業:原材料費の調達

製造業では、大量の受注に対応するために原材料の先行仕入れが不可欠です。特に大口受注を受けた場合、原材料費が先行して大きく膨らみます。注文書ファクタリングで注文書をもとに納品前に資金化することで、原材料の仕入れを滞りなく進められます。

広告業:媒体費の先払い

広告業では、クライアントから広告出稿の発注を受けた時点で、テレビ・Web・新聞などの媒体費を先払いする必要があります。クライアントからの入金は広告掲載後の請求書発行からさらに1〜2か月後になるため、資金繰りが圧迫されがちです。注文書ファクタリングを活用すれば、発注書をもとに媒体費の支払い資金を確保できます。

注文書ファクタリングが活用される業種まとめ

  • 建設業:工事着手金・材料費・外注費の先行投資
  • IT業界:エンジニア人件費・サーバー費用・外注費の先行調達
  • 製造業:原材料費の大口仕入れ対応
  • 広告業:媒体費の先払い・運転資金の確保

注文書ファクタリングと請求書ファクタリングの違い

注文書ファクタリングと請求書ファクタリングは、どちらも売掛債権を資金化するサービスですが、資金化のタイミングや手数料などに大きな違いがあります。以下の比較表で確認しましょう。

項目 注文書ファクタリング 請求書ファクタリング
資金化のタイミング 受注段階(納品前) 納品後(請求書発行後)
必要書類 注文書・発注書・受注書等 請求書
手数料相場 5%〜20% 2%〜18%
対応会社の数 限定的 多数
審査のポイント 注文書の信頼性・発注元の信用力 請求書の内容・売掛先の信用力
キャンセルリスク あり(注文キャンセルの可能性) ほぼなし(納品済み)
向いている業種 建設業・IT・製造業・広告業 全業種
おすすめの人 先行投資が必要な方・長期案件を抱える方 納品済みの売掛金を早期資金化したい方

どちらを選ぶべきか?使い分けのポイント

注文書ファクタリングがおすすめの方:

  • 受注後すぐに着手金や材料費などの先行投資が必要な方
  • 受注から納品まで数か月以上かかる長期プロジェクトを抱える方
  • 請求書発行前の段階で請求書なしで資金調達したい方
  • 建設業・IT・製造業・広告業など先行投資が多い業種の方

請求書ファクタリングがおすすめの方:

  • 既に納品が完了し請求書を発行済みの方
  • 手数料をできるだけ抑えたい方
  • 多くのファクタリング会社から比較検討したい方
  • 短期の売掛金を早期に資金化したい方

なお、法人専門ファクタリングのBIGは注文書段階の買取を扱っていませんが、納品・請求書発行後の売掛金であれば相談できます。受注段階の資金は注文書買取を公表している会社で、請求書発行後の資金化は請求書ファクタリングで、と案件の進み具合に応じて使い分ける方法もあります。

よくある質問(FAQ)

Q. 注文書ファクタリングとは何ですか?

A. 注文書ファクタリングとは、請求書の発行前・納品前の段階で、注文書(発注書)をもとに売掛債権を資金化できるサービスです。通常のファクタリングでは請求書が必要ですが、注文書ファクタリングでは受注段階で資金調達が可能なため、工事着手金や材料費の先行投資に活用できます。

Q. 請求書なしでもファクタリングは利用できますか?

A. 条件に合えば、注文書ファクタリングに対応した会社であれば請求書なしでも利用できる場合があります。注文書・発注書・受注書など受注を証明する書類をもとに審査され、発注元の信用力や書類の内容によっては利用できないこともあります。また、すべてのファクタリング会社が対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。

Q. 注文書ファクタリングの手数料はどれくらいですか?

A. 注文書ファクタリングの手数料相場は5%〜20%程度です。請求書ファクタリング(2%〜18%程度)と比較するとやや高めですが、これはキャンセルリスク等を含むためです。手数料の上限を公表しているかどうかも確認しましょう。なお、BIGは注文書段階の買取を扱っておらず、請求書発行後の売掛金が対象です。

Q. 注文書がキャンセルされた場合はどうなりますか?

A. 契約内容によって異なります。金融庁はノンリコースを、売却した売掛債権等が返済不能になっても売却した事業者に返済義務は生じないことと説明しています。注文の取消しで債権が発生しなかった場合や、利用者が納品できなかった場合の買取代金の扱いは、これとは別に契約で定められていることがあるため、キャンセル時・債権が発生しなかった時の条件を事前に確認しておきましょう。

Q. どのような業種に向いていますか?

A. 受注から納品・請求書発行までの期間が長い業種に特に向いています。具体的には建設業(工事着手金)、IT業界(開発費先行)、製造業(材料費)、広告業(媒体費)などです。長期プロジェクトを多く抱える企業ほど、注文書ファクタリングのメリットは大きくなります。

Q. 注文書ファクタリングの審査は厳しいですか?

A. 審査基準は通常のファクタリングと大きく変わりませんが、納品前の段階であるため注文書の信頼性(発注元の信用力・金額の妥当性・過去の取引実績)も確認されます。上場企業や公的機関からの発注書は審査で評価されやすい場合があります。

Q. 注文書ファクタリングに必要な書類は?

A. 会社によって異なりますが、注文書(発注書)・受注書のほか、本人確認書類・通帳コピー・決算書などを求められることがあります。請求書の発行前でも申し込めますが、注文書の内容(発注元・金額・納期など)が明確であることが求められます。会社によって異なるため、事前に確認しましょう。

Q. 個人事業主でも注文書ファクタリングは利用できますか?

A. 個人事業主も申し込める会社もあれば、法人のみを対象とする会社もあります。対象者は会社ごとに異なるため、公式サイトで確認しましょう。なお、BIGは法人専門ですが、注文書段階の買取は扱っておらず、請求書発行後の売掛金が対象です。

まとめ

注文書ファクタリングは、請求書なし・納品前の段階で注文書(発注書)をもとに資金調達ができる画期的なサービスです。通常のファクタリング(請求書買取)では対応できない「受注段階での資金需要」に応えてくれるため、建設業・IT業界・製造業・広告業など先行投資が必要な業種で資金調達の選択肢になります。

注文書ファクタリングを選ぶ際のポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 注文書対応の有無を確認:すべてのファクタリング会社が注文書に対応しているわけではない
  • 手数料の上限を確認:注文書ファクタリングは手数料がやや高めのため、条件を確認しやすい会社を選ぶ
  • 契約条件を確認:ノンリコース(償還請求権なし)であること、キャンセル時の対応を確認する
  • 複数社から見積もりを取る:注文書の内容や発注元によって手数料は異なるため、比較する

本記事では、注文書ファクタリングの取り扱いを公式サイトで明示している6社に、請求書発行後の比較先として当社を加えた7社を紹介しました。法人専門ファクタリングのBIGは2社間5%〜・3社間1%〜を公表していますが、注文書・発注書の段階での買取は扱っていません。納品・請求書発行後の売掛金であれば、専属コンサルタントに条件を確認しながら相談できます。

「受注はあるのに資金が足りない」「請求書なしでも今すぐ資金調達したい」とお悩みの方は、注文書買取を公表している会社の条件を比べ、まずは無料見積もりで相談してみてはいかがでしょうか。

参考資料・出典

法令・公的機関・業界団体

  1. e-Gov法令検索「民法」第466条の6・第467条(laws.e-gov.go.jp)
  2. e-Gov法令検索「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」第4条(laws.e-gov.go.jp)
  3. 公正取引委員会「2026年1月から「下請法」は「取適法」へ!」(令和7年8月)(jftc.go.jp)
  4. e-Gov法令検索「建設業法」第19条(laws.e-gov.go.jp)
  5. 国土交通省「建設業法令遵守ガイドライン(第12版)」(2026年1月)(mlit.go.jp)
  6. 金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」(fsa.go.jp)

掲載企業の公式情報

  1. トップ・マネジメント「商品案内」(top-management.co.jp)
  2. トップ・マネジメント「会社概要」(top-management.co.jp)
  3. マネーフォワード早期入金「マネーフォワードケッサイ「マネーフォワード 早期入金」」(mfkessai.co.jp)
  4. GMO BtoB早払い 公式サイト(FAQを含む)(gmo-pg.com)
  5. GMO BtoB早払い「GMOペイメントゲートウェイ「会社概要」」(gmo-pg.com)
  6. 土建くん 公式サイト(dokenkun.net)
  7. 土建くん「土建くんのサービス」(dokenkun.net)
  8. 土建くん「ご利用の流れ」(dokenkun.net)
  9. 土建くん「手数料について」(dokenkun.net)
  10. 土建くん「会社概要」(dokenkun.net)
  11. けんせつくん 公式サイト(xn--y8jd4aybzqd.jp)
  12. けんせつくん「株式会社ウィット「会社概要」」(witservice.co.jp)
  13. けんせつくん「株式会社ウィット「ファクタリング」」(witservice.co.jp)
  14. ビートレーディング「法人向けファクタリング」(betrading.jp)
  15. ビートレーディング 公式サイト(betrading.jp)
  16. ビートレーディング「最低いくらから最高いくらまで買取できますか?」(betrading.jp)
  17. ビートレーディング「ビートレーディングのファクタリングの手数料は?」(betrading.jp)
  18. ビートレーディング「申し込みから入金までどれくらいかかりますか?」(betrading.jp)
  19. ビートレーディング よくある質問(契約時の訪問について)(betrading.jp)
  20. ビートレーディング「個人事業主は利用できますか?」(betrading.jp)
  21. ビートレーディング「ご利用の流れ」(betrading.jp)
  22. ビートレーディング「会社概要」(betrading.jp)
  23. マネーフォワード早期入金 会社概要(mfkessai.co.jp)

当社(法人専門ファクタリングのBIG)の公式情報

  1. 法人専門ファクタリングのBIG「料金」(big-factoring.com)
  2. 法人専門ファクタリングのBIG「ご利用の流れ」(big-factoring.com)
  3. 法人専門ファクタリングのBIG「よくある質問」(big-factoring.com)
  4. 法人専門ファクタリングのBIG「会社概要」(big-factoring.com)

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