医療・介護におすすめのファクタリング会社13社|報酬の早期資金化

医療・介護業界におすすめのファクタリング会社13社を徹底比較。手数料・入金スピード・買取可能額を一覧表で紹介。診療報酬・介護報酬の入金まで約2ヶ月かかる資金繰り課題を解決する診療報酬ファクタリング・介護報酬ファクタリングの仕組みや選び方まで詳しく解説します。

「診療報酬・介護報酬の入金が2ヶ月先で、今月の人件費や医療機器のリース代が払えない」「開業したばかりで患者数が安定せず、資金繰りが厳しい」――医療・介護業界で経営に携わる方なら、こうした悩みは日常的に感じているのではないでしょうか。

医療機関や介護施設では、診療報酬・介護報酬を国保連(国民健康保険団体連合会)や社会保険診療報酬支払基金に請求してから実際に入金されるまで約2ヶ月かかります。その間も医師・看護師・介護士の人件費、医療機器や介護用品の購入・リース費用、施設の維持管理費といった大きな固定費が毎月発生します。診療報酬改定による収入の変動リスクや、患者・利用者数の増減に伴う収入の不安定さも相まって、キャッシュフローの管理は難しいのが実情です。

そこで活用したいのがファクタリングです。診療報酬・介護報酬の債権を早期資金化でき、担保や保証人も不要。医療・介護業界では「診療報酬ファクタリング」「介護報酬ファクタリング」という専門的な仕組みも確立されており、売掛先が公的機関であるため手数料を相談しやすい場合があります。

この記事の比較軸

本記事では、医療・介護業の資金繰りで差が出やすい項目を中心に、ファクタリング会社を比較します。総合順位ではなく、売掛金の内容・必要書類・入金希望日との相性を確認するための参考情報として整理しています。

  • 対象者:法人専門か、個人事業主・フリーランスも対象に含むか
  • 資金繰りニーズ:診療報酬の入金待ち、介護報酬の入金待ち、人件費、医療機器・介護用品費など、医療・介護業で先行しやすい支払いに合うか
  • 入金スピード:申込からの最短時間だけでなく、必要書類提出後の実際の流れが明確か
  • 買取可能額:診療報酬・介護報酬・法人向け医療サービスの請求書の金額帯に対応できるか。下限・上限が不明な場合は見積もり時に確認する
  • 必要書類:レセプト・介護給付費明細、入金予定がわかる資料、請求書などを準備しやすいか
  • 相談方法:オンライン、電話、対面相談のいずれで進められるか

医療・介護業界におすすめのファクタリング会社13社【比較表あり】

ここに載せているのは、医療・介護への対応を公式サイトで明示している会社だけです。該当したのは13社です。掲載社数を揃えるための水増しはしていません。

※ 掲載順は業者間の優劣を示すものではありません。公表値はいずれも最も条件が良い場合のもので、実際の条件は売掛先や債権内容によって変わります。

会社名 対象 手数料 入金スピード 買取可能額 オンライン完結
アクリーティブのファクタリング 医療・介護・障害福祉・調剤・歯科(法人・個人) 月0.25%〜(年率換算3.0%〜) 初回は申込みから1〜2週間 下限・上限なし(月次請求額の1〜3ヵ月分) 可(契約書の返送のみ郵送)
トップ・マネジメント 法人・個人事業主 2社間3.5%〜・3社間0.5%〜 最短即日 公表なし 可
No.1ファクタリング 法人・個人事業主 0.5%〜15% 最短30分 50万円〜3億円 可
三菱UFJファクター 診療報酬早期受取オンラインサービス 医科・歯科・調剤(法人・個人事業主) 一律0.8% 受付翌営業日から4営業日後(初回は1カ月弱) 月20万円〜1,500万円 可(債権譲渡通知のみ書面)
GMOイプシロン 早払い(ファクタリング)サービス 介護・障害福祉・医療の事業者(法人・個人) 0.8%〜(審査で決定) 継続時は最短2営業日(初回は8営業日〜2週間) 公表なし 申込は可(面談の要否は記載なし)
カイポケ早期入金サービス 介護・医療・障害福祉の事業所(個人は記載なし) 0.96%〜+初回5,000円・月額2,000円 請求から最短5営業日 公表なし(入金は請求額の80%) 可(来社不要・書類は郵送とメール)
法人専門ファクタリングのBIG 法人のみ 1%〜(3社間。2社間は5%〜) 最短即日(見積は最短30分回答) 2社間30万円〜・3社間100万円〜(上限の公表なし) 可
PMGファクタリング 法人・個人事業主(個人は取引内容次第) 2社間2%〜 最短即日(FAQでは平均3日ほど) 50万円〜上限なし(最大2億円の表記も) 可
三菱HCキャピタル 介護・調剤・診療等報酬債権ファクタリング 医療・介護・調剤・障がい福祉の事業者 月0.2%〜 レセプト提出期限日から最短5営業日 毎月数百万円〜数億円 記載なし
オリックス 診療・介護・調剤報酬債権ファクタリングサービス 設立3年以上の病院・診療所・介護施設・薬局の法人 率は公表なし(事務手数料+割引料) 毎月20日または25日に買取代金を支払い 直近1年平均の90%が上限(月1,500万円以上) 静的HTML・描画後とも確認できず
エヌエスパートナーズ 診療報酬ファクタリング 医療機関・介護・調剤・歯科 月0.2〜0.8%(介護・調剤・歯科は0.3〜0.8%) 問い合わせから2週間程度 上限なし(1〜5ヶ月分相当) 記載なし(担当者が連絡または訪問)
リコーリース 介護報酬ファクタリング 介護・障がい福祉事業者(新設法人も可) 率は公表なし(審査料・更新料0円) 請求日(10日)から最短5営業日 介護給付費請求額の85%が上限 不可(契約時は担当者が訪問)
西日本ファクター 九州・中国・関西の法人・個人事業主 公表なし 最短即日(公式内に最短1日の表記も) 〜3,000万円(下限の記載なし) 可

※ 掲載情報は2026年8月時点で各社公式サイトを確認したものです(法人専門ファクタリングのBIGは2026-09-10に再確認)。最新の条件は各社にご確認ください。

掲載13社のうち、比較表の上位8社と運営元の法人専門ファクタリングのBIGを個別に紹介し、残り4社は末尾に条件だけをまとめています。

アクリーティブのファクタリング

医療・介護・調剤・歯科の報酬債権月々0.25%〜買取金額の下限・上限なし個人事業主も可申込〜審査はオンライン

病院・クリニック、介護事業者・障害福祉施設、調剤薬局、歯科医院が国保連・支払基金へ請求する報酬を、入金前に資金化したい事業者に向く会社です。芙蓉総合リースのグループ会社が運営し、診療報酬・介護報酬・障害給付費・訪問看護療養費・調剤報酬の5種別を扱います。手数料率は月々0.25%〜(年率換算3.0%〜)で、買取金額に下限も上限も設けておらず、月次保険請求額が100万円未満の事業者も対象です。有床施設(20床以上)は月次保険請求額の1〜3ヵ月分、無床施設は1〜2ヵ月分相当まで申し込めます。申込みは専用サイト「Medicarein」から24時間365日でき、面談は基本的に不要です。

医療・介護での比較ポイント:診療報酬・介護報酬・障害給付費・訪問看護療養費・調剤報酬の5種別を扱っているので、医療と介護の両方を運営する事業者も同じ窓口で相談できます。 有床施設は月次保険請求額の1〜3ヵ月分まで申し込めるため、数ヵ月分をまとめて前倒ししたい場合の候補です。
確認したい点:対象は国保連・支払基金への報酬債権で、一般企業の売掛金はこのサービスでは扱いません。初回の入金は申込みから1〜2週間かかるため、当日・翌日に必要な資金には向きません。買取額は請求額の80〜95%(掛目)で、残りは国保連等からの入金後に毎月清算されます。手数料のほか、書類の取得費用や債権譲渡通知の発送費などの実費がかかり、契約条件によっては事務手数料も発生します。途中解約は2ヵ月前までの申し出が必要です。

こんな人・会社に

  • 毎月の保険請求を1〜数ヵ月分まとめて前倒ししたい病院・クリニック
  • 月次保険請求額が100万円未満の開業間もない事業所
  • 他社の報酬債権ファクタリングからの切り替えを考えている事業者
項目 詳細
対象者 医療機関・介護事業者・障害福祉施設・調剤薬局・歯科医院(法人・個人事業主)
手数料 月々0.25%〜(年率換算3.0%〜)。ほかに書類取得費・債権譲渡通知発送費等の実費、契約条件により事務手数料
入金スピード 初回は申込みから1〜2週間(審査は最短2営業日)。利用開始後の入金日は毎月最短15日
買取可能額 下限・上限の設定なし(有床施設は月次保険請求額の1〜3ヵ月分、無床施設は1〜2ヵ月分相当。掛目は請求額の80〜95%)
契約方式 3社間(国保連・支払基金へ債権譲渡通知。通知書の発送は当社が代行。債権譲渡登記は不要)
必要書類 審査:指定通知書・診療報酬請求書・支払決定額通知書・納税証明書・財務資料(確定申告書/決算書等)・通帳写し / 契約:印鑑証明書・履歴事項全部証明書(買取金額1000万円以下は財務資料等の一部が不要)
面談・来店 基本的に面談不要。申込〜審査結果確認はオンラインで、契約書の捺印返送のみ郵送。希望すれば東京・大阪・名古屋・福岡・札幌の拠点で対面相談も可
契約期間 1〜5年間(更新可能)。途中解約は2ヵ月前までに申し出
運営会社 アクリーティブ株式会社(1999年5月設立)
所在地 東京都千代田区麹町5-1-1 住友不動産麹町ガーデンタワー(営業拠点:東京・大阪・名古屋・福岡・札幌)

出典: アクリーティブ「医療機関・介護事業者向けファクタリング」/アクリーティブ「診療報酬ファクタリング」(ご利用条件・お申込・お支払の流れ)/アクリーティブ「よくあるご質問」/アクリーティブ「Medicare in」/アクリーティブ「企業情報」(2026年9月11日確認)

トップ・マネジメント

2社間3.5%〜3社間0.5%〜見積書・発注書の段階でも相談可(法人)業界別のメニュー

請求書を出す前の段階や、業界に合わせたメニューで資金化したい会社に向く会社です。通常の2社間(3.5%〜)・3社間(0.5%〜)に加えて、見積書・受注書・発注書の段階で資金化する「見積書・受注書・発注書ファクタリング」、広告業界・IT業界専門の「ペイブリッジ」、助成金の申請とファクタリングを同時に進める「ゼロファク」を用意しています。3社間では、143社の中堅・大手企業から債権譲渡の認可を得た実績を公表しています。

医療・介護での比較ポイント:報酬債権専用のサービスではなく一般のファクタリング会社ですが、公式サイトの導入事例に、歯科医院の診療報酬債権を2社間・3社間で、デイサービス施設の介護報酬債権を3社間で買い取った例を載せています。 公表している手数料は2社間3.5%〜・3社間0.5%〜の一般の条件なので、報酬債権での料率は見積もりで確認してください。
確認したい点:見積書・受注書・発注書ファクタリングは、設立から半年以上・月商500万円以上の法人だけが対象で、個人事業主やフリーランスは使えません。買取可能額と必要書類は公式ページに記載がないため、見積もりの時点で確認してください。

こんな人・会社に

  • 請求書の発行前に資金が必要な法人
  • 広告・IT業界の売掛金を資金化したい会社
  • 取引先の承諾を得て、3社間で手数料を抑えたい会社
項目 詳細
対象者 法人・個人事業主(見積書・受注書・発注書の段階の買取は法人のみ)
手数料 2社間 3.5%〜 / 3社間 0.5%〜
入金スピード 最短即日(申し込み当日の資金化を案内)
買取可能額 公表なし
契約方式 2社間・3社間
主なメニュー 見積書・受注書・発注書ファクタリング / ペイブリッジ(広告・IT業界) / ゼロファク(助成金と同時) / オンライン完結型
運営会社 株式会社トップ・マネジメント(2009年4月21日設立)
所在地 東京都千代田区鍛冶町1-4-3 竹内ビル2F

出典: トップ・マネジメント「商品案内」/トップ・マネジメント「会社概要」/トップ・マネジメント「導入事例 診療報酬債権」/トップ・マネジメント「導入事例 介護報酬債権」(2026年9月11日確認)

No.1ファクタリング

手数料0.5%〜15%最短30分50万円〜3億円2社間・3社間

手数料の幅(0.5%〜15%)と買取可能額(50万円〜3億円)をどちらも公表しているので、金額の見当をつけてから相談したい人に向く会社です。最短30分での即日振込を案内しており、取引先に知られない2社間と、取引先を含めた3社間のどちらでも契約できます。手数料以外の費用は発生しないと案内しています。

医療・介護での比較ポイント:診療報酬ファクタリングと介護報酬ファクタリングをサービスとして案内しており、病院・クリニックのほか調剤薬局・歯科医院も対象としています。 国保・社保へ通知する3社間ではなく2社間の契約を主な取引にしていると案内しているので、報酬債権でも通知をせずに早く資金化したい場合の候補です。
確認したい点:買取可能額の下限は50万円です。50万円に満たない請求書は対象外になる可能性があります。

こんな人・会社に

  • 数百万円〜数千万円の売掛金を当日中に資金化したい会社
  • 取引先に通知するかどうかを案件ごとに選びたい会社
  • 担当者と話しながら条件を決めたい人
項目 詳細
対象者 法人・個人事業主(事業主向けのサービスとして案内)
手数料 0.5%〜15%(手数料以外の費用なしと案内)
入金スピード 最短30分
買取可能額 50万円〜3億円(3億円以上は相談)
契約方式 2社間・3社間
面談・来店 オンラインで商談・契約が可能。契約前の最終確認は来社または訪問
運営会社 株式会社No.1(2016年1月7日設立)
所在地 東京本社:東京都豊島区東池袋1-18-1 Hareza Tower 20F / 名古屋支社:名古屋市中村区則武2-3-2 / 福岡支社:福岡市博多区博多駅前1-15-20

出典: No.1「事業主様のファクタリング」/No.1「会社概要」/No.1「診療報酬ファクタリングサービス」/No.1 公式サイト(介護報酬ファクタリング)(2026年9月11日確認)

三菱UFJファクター 診療報酬早期受取オンラインサービス

医科・歯科・調剤のみ手数料一律0.8%月20万円〜1,500万円来社・面談不要三菱UFJ銀行100%出資

三菱UFJ銀行の100%子会社が運営する、保険医療機関(医科・歯科)と保険薬局向けのオンライン専用サービスで、毎月の診療報酬・調剤報酬を決まった条件で早く受け取りたい院長・薬局に向きます。社保・国保宛ての請求額の100%を1カ月あたり最大1,500万円まで買い取り、買取手数料は一律0.8%で、初期手数料・月額利用料はありません。取引開始後は、取引申込の受付翌営業日から起算して4営業日後に入金されます。申込みから契約まで専用WEBサイトで行い、来社・面談はなく、契約書への署名・捺印も不要です(債権譲渡通知書のみ書面)。毎月でも、必要な月だけでも使えます。

医療・介護での比較ポイント:医科・歯科の診療報酬と調剤報酬を、手数料一律0.8%の決まった条件で、毎月でも必要な月だけでも前倒しできます。 介護報酬は扱っていないため、介護事業所も運営している法人は、介護報酬の分をほかの会社で比べることになります。
確認したい点:対象は医科・歯科の診療報酬と調剤報酬だけで、介護報酬や障害福祉サービスの報酬は扱いません。申込みから初回の資金化まで1カ月弱かかるため、急ぎの資金には間に合いません。1カ月の買取額は20万円〜最大1,500万円(お客さまごとに限度額を設定)で、1,500万円を超える部分は通常の支払日の入金になります。税金・社会保険料を滞納していると申し込めず、申込みは法人の代表者本人または個人事業主本人に限られます。専用WEBサイトの推奨環境はPCのみです。

こんな人・会社に

  • 月の保険請求が1,500万円までのクリニック・歯科医院・調剤薬局
  • 手数料率を最初から固定で把握しておきたい院長
  • 金融機関の窓口に行く時間が取れず、Webだけで進めたい人
項目 詳細
対象者 保険医療機関(医科・歯科)・保険薬局(法人・個人事業主)
手数料 一律0.8%(買取債権額×0.8%)。初期手数料・月額利用料なし。取引申込がない月は回収代行手数料3,000円(税抜)
入金スピード 取引開始後は取引申込受付の翌営業日から起算して4営業日後。申込みから初回取引(資金化)まで1カ月弱
買取可能額 1カ月あたり20万円〜最大1,500万円(お客さまごとに買取限度額を設定)。社保・国保宛て請求額の100%を買取
契約方式 3社間(お客さまと当社の連名で社保・国保に債権譲渡通知)
必要書類 審査:指定通知書・医師(薬剤師)免許証・保険医(保険薬剤師)登録票・入金口座の通帳・診療報酬請求書(直近2カ月)・支払額決定通知書(直近2カ月)・確定申告書または納税証明書(その2)・納税証明書(未納なし)・本人確認資料 / 毎月の取引申込:請求手続済の資料と請求金額が分かる資料
面談・来店 来社・面談不要。専用WEBサイトで完結(推奨環境はPCのみ)。社保・国保への債権譲渡通知のみ書面で署名・捺印
契約期間 1年(1年ごとの更新)。解約は1ヶ月前までの申し出で違約金なし
運営会社 三菱UFJファクター株式会社(1977年6月設立。株主は三菱UFJ銀行100%)
所在地 東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地 ワテラスタワー(名古屋支社・大阪支社・九州支社あり)

出典: 三菱UFJファクター「診療報酬早期受取オンラインサービス」/三菱UFJファクター「よくあるご質問(診療報酬早期受取オンラインサービス)」/三菱UFJファクター「サービスご利用条件」(PDF)/三菱UFJファクター「審査申込ご提出資料について」(PDF、2025年12月版)/三菱UFJファクター「会社概要」(2026年9月11日確認)

GMOイプシロン 早払い(ファクタリング)サービス

介護・障害福祉・医療手数料0.8%〜継続時は最短2営業日法人・個人とも申込窓口ありWEB申込

決済代行を営むGMOイプシロン(GMOペイメントゲートウェイの連結会社)が、介護・障害福祉・医療の事業者向けに提供する報酬債権のファクタリングで、毎月の報酬の入金を早めたい事業所に向きます。国保・社保へ請求した診療報酬・介護報酬を買い取り、支払い前に振り込みます。手数料は0.8%〜(審査によって決定)で、利用が始まれば国保・社保への請求から最短2営業日で入金されます。申込みはWEBからで、伝送ソフトの切替は不要と案内しています。新規設立後すぐの事業者や、新たに施設を追加するときにも申し込めます。

医療・介護での比較ポイント:介護・障害福祉・医療の報酬をまとめて扱い、いま使っている伝送ソフトを切り替えずに始められると案内しています。 継続利用に入れば国保・社保への請求から最短2営業日で入金されるので、毎月の入金を早めたい事業所の候補です。
確認したい点:初回は入金まで時間がかかり、公式ページには「初回は最短8営業日程度」と「初回ご入金日はお申込みから1~2週間」の両方の記載があります。入金額からは手数料のほかに銀行振込手数料が差し引かれます。審査書類は、法人の場合、履歴事項全部証明書・印鑑証明書・過去6ヶ月の支払額決定通知書・指定通知書・納税証明書・社会保険料の納入資料・国保/社保への請求書と請求データ(CSV)などで、準備するものが多めです。買取可能額の目安は公表されていません。

こんな人・会社に

  • 開業・新規設立して間もない介護・障害福祉事業所
  • 伝送ソフトを変えずに報酬の前倒しを始めたい事業者
  • 継続利用で毎月の入金を早めたい医療・介護事業者
項目 詳細
対象者 介護・障害福祉・医療(調剤を含む)の事業者(法人・個人それぞれの申込窓口あり)
手数料 0.8%〜(手数料率は審査によって決定)。振込時は銀行振込手数料も差し引き
入金スピード 継続時は国保・社保への請求から最短2営業日。初回は最短8営業日程度(同じページのFAQでは申込みから1~2週間)
買取可能額 公表なし
契約方式 3社間(国保・社保へ債権譲渡通知書を郵送)
必要書類 法人:履歴事項全部証明書・法人印鑑証明書・過去6ヶ月の支払い額決定通知書・事業所の指定通知書・納税証明書その3の3・直近2ヶ月分の社会保険料の納入資料・直近2ヶ月分の国保/社保への請求書と請求データ(CSV) / 個人:本人確認資料・印鑑証明書・納税証明書その3の2ほか同様
面談・来店 オンライン申込み・書類提出。捺印済み書類は返送(面談の要否は記載なし)
運営会社 GMOイプシロン株式会社(2002年9月26日設立)
所在地 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 ヒューマックス渋谷ビル7F

出典: GMOイプシロン「医療・介護ファクタリングサービス(早払いサービス)」/GMOイプシロン「会社案内」(2026年9月11日確認)

カイポケ早期入金サービス

介護・医療・障害福祉専門手数料0.96%〜請求から最短5営業日決算書は原則不要最短利用期間3ヶ月

介護ソフト「カイポケ」のエス・エム・エスグループが運営する、介護・医療・障害福祉の事業所向けの報酬ファクタリングで、立ち上げ期や短期間だけ報酬の入金を早めたい事業所に向きます。国保連・社保への請求額の80%を、請求から最短5営業日で入金します。審査に決算書や事業計画書は原則不要で、立ち上げたばかりの事業所も対象、来社も要りません。費用は手数料0.96%〜のほか初回手数料5,000円と月額費用2,000円で、更新料・解約費用はかかりません。最短利用期間は3ヶ月で、他社からの切り替えにも対応しています。

医療・介護での比較ポイント:介護・医療・障害福祉の事業所向けで、審査に決算書や事業計画書が原則不要なため、立ち上げたばかりの事業所も対象です。 最短利用期間は3ヶ月で、更新料・解約費用がかからないため、開業直後の数ヵ月だけ使いたい場合の候補です。
確認したい点:一度に資金化できるのは請求額の80%までで、残りの20%は後日の入金です。数ヵ月分をまとめて前倒しする使い方の案内はありません。手数料率とは別に初回手数料5,000円・月額費用2,000円がかかります。鍼灸・あんまなど一部のサービスは対象外で、一部の都道府県では債権譲渡ができず契約できない場合があります。運営会社は「法人のお客様」向けと案内しており、必要書類にも登記簿謄本が含まれます。個人事業主が使えるかは記載がありません。

こんな人・会社に

  • 開業直後で決算書がまだない介護・障害福祉事業所
  • 3ヶ月程度の短期間だけ報酬の前倒しを使いたい事業者
  • 他社の報酬ファクタリングの手数料や解約条件を見直したい事業者
項目 詳細
対象者 介護・医療(診療所・歯科診療所・調剤薬局等)・障害福祉の事業所(運営会社は「法人のお客様」向けと案内。個人事業主の可否は記載なし)
手数料 0.96%〜 + 初回手数料5,000円・月額費用2,000円(更新料・解約費用なし)
入金スピード 請求から最短5営業日(審査は最短即日)
買取可能額 公表なし(入金額は国保連・社保への請求額の80%。売り上げ規模の基準は設けていない)
契約方式 3社間(国保連・社保への債権譲渡通知)
必要書類 ファクタリング契約書・サービス申込書・債権譲渡通知書・登記簿謄本・印鑑証明(追加書類の場合あり)。決算書は原則不要
面談・来店 来社不要。書類は郵送とメールで提出
契約期間 最短3ヶ月(3ヶ月以降はいつでも解約可能)
運営会社 株式会社エス・エム・エスフィナンシャルサービス(2014年1月設立。株主は株式会社エス・エム・エス100%)
所在地 東京都港区芝公園2-11-1 住友不動産芝公園タワー

出典: カイポケ早期入金(ファクタリング)公式サイト/カイポケ早期入金「介護報酬ファクタリング」/カイポケ早期入金サービス(広告LP)/エス・エム・エスフィナンシャルサービス「私たちについて・会社概要」/エス・エム・エスフィナンシャルサービス 公式サイト(2026年9月11日確認)

PMGファクタリング

法人・個人事業主2社間 2%〜50万円〜上限なし最短即日全国に営業拠点

売掛金の資金化とあわせて、金融機関対策や税金・社会保険料の猶予の相談、税理士マッチングなど経営全体の相談もしたい法人に向く会社です。2社間・3社間の両方に対応し、取引先に通知しない2社間の手数料を2%〜と案内しています。売買手数料以外の費用は発生しないとしています。買取額は50万円〜上限なしで、500万円の売掛金のうち必要な100万円分だけを買取対象にするといった使い方もできると案内しています。申し込みはWebで24時間受け付け、契約はオンラインのほか全国で対面でもできます。

医療・介護での比較ポイント:公式サイトでは取引実績のある業種に医療法人と介護・福祉を挙げ、医療法人の診療報酬の事例も載せています。 財務コンサルティングや金融機関対策の相談もできるため、資金化とあわせて資金繰り全体を見直したい医療法人の候補です。
確認したい点:公式ページの中で表記が揃っていない項目があります。入金は「最短30分」「最短1.5時間」「最短2時間」「最短即日」の表記が混在し、よくある質問では平均3日ほどと案内しています。買取額はオンラインファクタリングのページに「50万円の少額から最大2億円」、ほかのページに「50万円〜上限なし」とあり、50万円に満たない請求書は対象外になる可能性があります。個人事業主の利用は請求書の取引内容次第で、確定申告書などの追加書類を求められる場合があります。

こんな人・会社に

  • 資金化とあわせて資金繰り全体を相談したい中小〜中堅法人
  • 売掛金の一部だけを資金化したい会社
  • 地方から、担当者と対面で契約したい会社
項目 詳細
対象者 法人・個人事業主(個人事業主は取引内容次第・追加書類の場合あり)
手数料 2社間 2%〜(よくある質問では買取率を通常97〜92%と案内)。売買手数料以外の費用なし
入金スピード 最短即日(最短30分〜最短2時間の表記が混在。平均は3日ほど)
買取可能額 50万円〜上限なし(オンラインファクタリングのページには最大2億円の表記)
契約方式 2社間・3社間(ノンリコース)
必要書類 口座の入出金履歴(直近3か月分)・売掛金に関する書類(請求書・契約書など)。審査状況により追加書類
面談・来店 オンラインで申し込み・契約が可能。全国で対面契約も可(一部エリアはWeb会議)
主なメニュー 売掛金早期資金化(ファクタリング) / 財務コンサルティング / 金融機関対策支援 / 税金・社会保険料等の猶予アドバイス / 税理士マッチング
運営会社 ピーエムジー株式会社(2015年6月設立・資本金1億円)
所在地 東京本社:東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 新宿NSビル25F / 大阪支店:大阪市淀川区宮原 / 福岡支店:福岡市博多区 / 営業所:札幌・仙台・西新宿・渋谷・さいたま・千葉・横浜・名古屋・大阪北・広島

出典: ピーエムジー「法人向けファクタリングサービス」/ピーエムジー「手数料」/ピーエムジー「オンラインファクタリング」/ピーエムジー「よくある質問」/ピーエムジー「会社概要」(2026年9月11日確認)

三菱HCキャピタル 介護・調剤・診療等報酬債権ファクタリング

医療・介護・調剤・障がい福祉手数料 月0.2%〜毎月数百万円〜数億円レセプト提出期限日から最短5営業日連帯保証・担保不要

東証プライム上場のリース会社・三菱HCキャピタルが、病院・診療所、介護事業者、調剤薬局、障がい・福祉サービス事業者に提供する報酬債権のファクタリングで、毎月まとまった額の報酬を前倒ししたい事業者に向きます。毎月数百万円〜数億円の買取に対応し、手数料率は月0.2%〜と案内しています。社保・国保へのレセプト提出期限日から最短5営業日で、請求額の通常8割相当分を受け取れます。連帯保証・担保は不要で、いまのファクタリングの手数料を見直したい事業者の相談も受け付けています。

医療・介護での比較ポイント:病院・診療所、介護事業者、調剤薬局、障がい・福祉サービス事業者の報酬債権を毎月数百万円〜数億円の規模で扱い、請求額の通常8割相当分をレセプト提出期限日から最短5営業日で受け取れます。 連帯保証・担保は不要で、いまのファクタリングの手数料を見直したい事業者の相談も受け付けているため、毎月の保険請求が数百万円以上ある病院・介護施設の候補です。
確認したい点:買取金額の目安が毎月数百万円からのため、請求額の小さい事業所には合わない可能性があります。入金されるのは請求額の通常8割相当分です。申込み方法・必要書類・契約期間・面談の有無は公式ページに記載がなく、問い合わせフォームから営業担当に確認する形です。個人事業主が使えるかも記載がありません。

こんな人・会社に

  • 毎月の保険請求が数百万円以上ある病院・介護施設
  • 設備投資や建替えに備えて借入枠を残しておきたい法人
  • いま使っているファクタリングの手数料を見直したい事業者
項目 詳細
対象者 病院・診療所・介護事業者・調剤薬局・障がい・福祉サービス事業者(事業規模に関わらず対応。法人・個人の別は記載なし)
手数料 月0.2%〜
入金スピード 社保・国保へのレセプト提出期限日より最短5営業日
買取可能額 毎月数百万円〜数億円(請求額の通常8割相当分を前払い)
契約方式 国保・社保向けの報酬債権を当社に譲渡(通知方法の記載なし)
必要書類 記載なし(静的HTML)
面談・来店 記載なし(静的HTML)。問い合わせはフォームから営業担当へ
運営会社 三菱HCキャピタル株式会社(1971年4月12日設立。東証プライム上場)
所在地 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング

出典: 三菱HCキャピタル「介護・調剤・診療等報酬債権ファクタリング」/三菱HCキャピタル B⁺Alpha「診療・介護・調剤報酬等債権ファクタリング」(2026年07月22日更新)/三菱HCキャピタル「会社概要」(2026年9月11日確認)

そのほかの掲載社

  • オリックス 診療・介護・調剤報酬債権ファクタリングサービス:対象 設立3年以上の病院・診療所・介護施設・薬局の法人/手数料 率は公表なし(事務手数料+割引料)/入金 毎月20日または25日に買取代金を支払い/買取可能額 直近1年平均の90%が上限(月1,500万円以上)(公式)
  • エヌエスパートナーズ 診療報酬ファクタリング:対象 医療機関・介護・調剤・歯科/手数料 月0.2〜0.8%(介護・調剤・歯科は0.3〜0.8%)/入金 問い合わせから2週間程度/買取可能額 上限なし(1〜5ヶ月分相当)(公式)
  • リコーリース 介護報酬ファクタリング:対象 介護・障がい福祉事業者(新設法人も可)/手数料 率は公表なし(審査料・更新料0円)/入金 請求日(10日)から最短5営業日/買取可能額 介護給付費請求額の85%が上限(公式)
  • 西日本ファクター:対象 九州・中国・関西の法人・個人事業主/手数料 公表なし/入金 最短即日(公式内に最短1日の表記も)/買取可能額 〜3,000万円(下限の記載なし)(公式)

医療・介護でファクタリングを利用する前に知っておきたいこと

医療・介護の事業環境と売掛サイクル

医療機関・介護事業者の主要な売掛先は国民健康保険団体連合会(国保連)・社会保険診療報酬支払基金で、いずれも公的機関のため売掛先の信用力が極めて高い領域です。一方、レセプト請求から実際の入金までは約2ヶ月かかる仕組みのため、人件費・医薬品費・賃借料などの運転資金需要との時期的ギャップが構造的に存在します。

請求の書類と提出先は、診療報酬と介護報酬で異なります。診療報酬はレセプト(診療報酬明細書)などを支払基金または国保連合会に提出します。介護報酬は国保連合会に提出し、大阪府国民健康保険団体連合会では、介護事業所などから給付管理票、介護給付費請求書及び介護給付費明細書を毎月1日~10日に受け付けています。

※出典:社会保険診療報酬支払基金「令和8年度年間日程(お知らせ)」[1]/熊本県国民健康保険団体連合会「令和8年度国民健康保険・後期高齢者医療 診療報酬明細書(レセプト)等の提出について」[2]/大阪府国民健康保険団体連合会「請求期間・方法等」[9]

診療報酬はレセプト(診療報酬明細書)を、介護報酬は介護給付費請求書・明細書等を、サービス提供月の翌月10日までに審査支払機関へ提出し、審査を経て翌々月に入金されるのが目安。たとえば4月分の診療報酬は、5月に請求して6月下旬に入金される。報酬の入金を待っている間も人件費は発生し続け、診療報酬・介護報酬の入金まで約2ヶ月かかる
図1:診療報酬・介護報酬の入金まで約2ヶ月かかる

医療・介護特有の資金繰り課題

  • 診療報酬・介護報酬の入金まで約2ヶ月の待機期間
  • 窓口収入(自己負担分1〜3割)以外の7〜9割は2ヶ月先の入金
  • 開業初期・規模拡大期は人件費・医薬品費の先行支出が大きい
  • 売掛先が公的機関であるため、手数料の条件を比較・相談しやすい傾向

医療・介護での業者選びの注意点

診療報酬・介護報酬の請求サイクル(レセプト処理・国保連連携・支払基金の支払時期)を踏まえた入金プランを提示できる業者を選んでください。法人専門ファクタリングのBIGが医療・介護分野での実績を公表しています。3社間方式が基本となるため手数料の面でメリットが出やすい業種です。

そもそもファクタリングとは?仕組みを図解で解説

ファクタリングとは、企業が保有する売掛金(まだ入金されていない代金の請求権)をファクタリング会社に売却して、支払期日よりも前に資金化する資金調達方法です。融資とは異なり「借入」ではないため、負債として計上されることはありません。

たとえば、国保連に対して500万円の診療報酬の請求を行い、入金が2ヶ月後だとします。ファクタリングを利用すれば、手数料を差し引いた金額(たとえば480万円)を早めに受け取ることを相談することができます。医療・介護業界では報酬の入金まで約2ヶ月かかるため、この仕組みは選択肢になります。

ファクタリングには大きく分けて「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2つの方式があり、それぞれ特徴が異なります。さらに、医療・介護業界には「診療報酬ファクタリング」「介護報酬ファクタリング」という専門的な仕組みがある点が他業種との大きな違いです。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い

項目 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング
手数料の相場 5%〜18%程度 1%〜9%程度
売掛先への通知 なし(知られない) あり(承諾が必要)
入金スピード 最短即日〜数時間 数日〜1週間程度
メリット 売掛先に知られず利用可能、スピードが速い 手数料が低い、大口に対応しやすい
デメリット 手数料がやや高い 売掛先の承諾が必要、時間がかかる

2社間ファクタリングは、利用者(医療機関・介護施設)とファクタリング会社の2者間で行う取引です。売掛先にファクタリングの利用を通知する必要がないため、周囲に知られずに資金調達できます。

3社間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3者間で行う取引です。売掛先の承諾を得る手間がかかりますが、ファクタリング会社にとってのリスクが低いため手数料は2社間よりも安く設定されます。

診療報酬ファクタリング・介護報酬ファクタリングとは

医療・介護業界には、一般的なファクタリングとは区別される「診療報酬ファクタリング」「介護報酬ファクタリング」という専門的な仕組みがあります。これは、医療機関が国保連・社保に対して持つ診療報酬債権や、介護事業者が国保連に対して持つ介護報酬債権を売却して早期に資金化する仕組みです。

診療報酬の債権譲渡には、審査支払機関側の手続があります。社会保険診療報酬支払基金の資料では、医療機関等と譲受人が債権譲渡の契約を結び、支払基金に債権譲渡通知書を送達したあとも、診療報酬等の請求は医療機関等が行い、支払基金が通知書の内容に基づいて譲受人へ支払う流れが示されています。支払基金は債権譲渡通知書の様式と記載例を公開しており、2026年10月1日以降の送達先を「医療情報基盤・診療報酬審査支払機構」と案内しています。

国保連合会でも、たとえば京都府国民健康保険団体連合会が、診療報酬・介護給付費・障害介護給付費にかかる債権譲渡・差押等通知書の送達先を公表しています。手続や送達先は、債権の種類と提出先の最新の案内で確認してください。

※出典:社会保険診療報酬支払基金「令和7年度診療報酬債権譲渡等の処理状況」(2026年5月26日)[3]/社会保険診療報酬支払基金「債権関係書類の送達場所」[4]/京都府国民健康保険団体連合会「債権譲渡について」[5]

社会保険診療報酬支払基金の資料では、医療機関等と譲受人が債権譲渡の契約を結び、支払基金に債権譲渡通知書を送達したあとも、診療報酬等の請求は医療機関等が行い、支払基金が通知書の内容に基づいて譲受人へ支払う流れが示されている。支払基金は債権譲渡通知書の様式と記載例を公開しており、2026年10月1日以降の送達先を「医療情報基盤・診療報酬審査支払機構」と案内している。手続や送達先は、債権の種類と提出先の最新の案内で確認する
図2:債権譲渡のあとも請求は医療機関等が行う

通常のファクタリングとの最大の違いは、売掛先が国保連・社保という公的機関である点です。公的機関が支払いを行うため、以下のメリットがあります。

  • 手数料が低い:売掛先の信用力が高い水準と公表されているため、一般的なファクタリングよりも手数料を相談しやすい場合があります
  • 審査で評価されやすい場合がある:売掛先の信用力が審査の主な基準であるため、利用者側の財務状況が厳しくても利用できるケースが多いです
  • 3社間が利用しやすい:国保連・社保への債権譲渡通知は事務的な手続きであり、一般企業のように取引関係への悪影響を心配する必要がありません

診療報酬ファクタリング・介護報酬ファクタリングは、医療・介護業界特有の「報酬入金まで約2ヶ月」という課題を解決する最も効果的な手段の一つといえます。

買取型と保証型の違い

ファクタリングには「買取型」と「保証型」の2種類があります。本記事で紹介しているのは買取型ファクタリングで、売掛金を売却して即座に資金を得る方法です。一方、保証型ファクタリングは、売掛先の倒産リスクに備えて保証をつけるサービスで、すぐに資金化するものではありません。

医療・介護業界で「ファクタリング」という場合、買取型を指すことがあります。診療報酬・介護報酬の早期資金化が目的であれば買取型のサービスを選びましょう。

評価軸ごとの横断比較は、業種を問わず共通の内容になります。各社の公表値を軸ごとに並べた比較はファクタリング会社のおすすめ比較にまとめています。

医療・介護業で向いている会社・向かない会社の判断軸

医療・介護業向けのファクタリングでは、会社名だけで選ぶよりも、自社の売掛金と支払い予定に合うかを確認することが大切です。以下の観点で候補を絞り込むと、過度な期待や条件の見落としを避けやすくなります。

判断軸 向いている会社 慎重に確認したい会社・ケース
売掛金の内容 国保連・支払基金などへの請求後、入金までの人件費や運転資金を確保したい法人 診療報酬・介護報酬の請求内容が未確定、個人向け給与債権、許認可や請求資料を提示できないケース
対象者 法人専門、または法人・個人事業主の対象範囲を明示している会社 対象者が不明確、個人向け給与債権の買取を示唆する会社
費用 手数料の下限、追加費用、見積もり条件を確認できる会社 手数料の説明が曖昧で、契約前に総コストを示さない会社
スピード 必要書類と入金までの流れを具体的に案内する会社 「即日」だけを強調し、資料提出後の条件や締切時刻を説明しない会社

医療・介護業界がファクタリング会社を選ぶ5つのポイント

医療・介護業界でファクタリング会社を選ぶ際は、一般的な選び方に加えて業界特有の視点が重要です。以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

医療・介護業界がファクタリング会社を選ぶ際は、診療報酬・介護報酬ファクタリングの実績、手数料と公的機関の信用力、買取可能額、入金スピード、契約の透明性を確認する
図3:医療・介護業界がファクタリング会社を選ぶ5つのポイント

ポイント1:診療報酬・介護報酬ファクタリングの実績があるか

医療・介護業界には、診療報酬・介護報酬という独自の報酬体系があります。レセプト(診療報酬明細書)の仕組み、国保連・社保への請求フロー、報酬改定の影響など、他業種にはない専門知識が求められます。ファクタリング会社がこれらを理解しているかどうかで、審査のスムーズさや提案の質が大きく変わります。

医療・介護業界の取引に精通した会社であれば、レセプトや介護給付費明細書をスムーズに審査でき、適切な買取額を提示されます。BIGのように専属コンサルタントが対応する会社を選ぶと確認しやすくなります。

ポイント2:手数料の相場と公的機関の信用力を活かせるか

ファクタリングの手数料は会社や契約形態によって大きく異なります。一般的な相場は2社間で5%〜18%、3社間で1%〜9%程度です。

医療・介護業界の場合、売掛先が国保連・社保という公的機関であるため信用力が高く、手数料を相談しやすい場合があります。特に診療報酬ファクタリング・介護報酬ファクタリングに対応している会社であれば、公的機関の信用力を活かした条件面を提示してくれるはずです。最低でも3社から見積もりを取って比較し、条件を引き出しましょう。

ポイント3:買取可能額が自院・自施設の規模に合っているか

医療・介護業界では、大規模病院の月間診療報酬が数千万円〜数億円に及ぶ一方、小規模クリニックや訪問介護事業所では数十万円〜数百万円程度というケースもあります。ファクタリング会社によって買取上限額・下限額が異なるため、自院・自施設の報酬規模に合った会社を選ぶことが重要です。

大口案件に対応できるかは会社によって異なり、買取上限を公表していない会社もあるため、大規模病院は見積もり時に確認してください。逆に、少額から利用できるサービスは、小規模な医療・介護事業者に適しています。

ポイント4:入金スピードと資金需要のタイミング

医療・介護業界では、毎月の人件費支払い、医療機器のリース代、医薬品や介護用品の仕入れなど、定期的かつ発生する支出があります。報酬の入金が2ヶ月後であるのに対し、これらの支払いは毎月発生するため、タイミングのミスマッチが資金繰りを圧迫します。

即日入金が可能な会社を選ぶ場合は、午前中のうちに申し込みと必要書類の提出を完了させることがポイントです。毎月の報酬請求サイクルに合わせて計画的にファクタリングを活用することで、安定した資金繰りを実現できます。

ポイント5:契約の透明性(償還請求権・追加費用の有無)

ファクタリング会社を選ぶ際は、契約内容の透明性を確認しましょう。特に重要なのは以下の2点です。

償還請求権の有無:健全なファクタリング会社は原則として「償還請求権なし(ノンリコース)」の契約を採用しています。これは、売掛先が支払い不能になった場合でも利用者に返済義務が生じない仕組みです。診療報酬・介護報酬の場合も、売掛先が公的機関であることとは別に、契約上ノンリコースであることを確認しておくことが重要です。

追加費用の有無:手数料以外に事務手数料・登記費用・出張費などの名目で追加費用を請求する業者もあります。契約前に総コストを確認し、不明瞭な費用がないかチェックしましょう。

医療・介護業界でファクタリングを活用すべき理由

医療・介護業界は、その報酬体系や経営構造から売掛金の内容を確認しやすい業種です。医療・介護業界特有の資金繰り課題と、ファクタリングによる解決策を解説します。

診療報酬・介護報酬の入金まで約2ヶ月かかる

医療・介護業界の最大の資金繰り課題は、報酬の請求から入金までに約2ヶ月かかることです。診療報酬はレセプトを、介護報酬は介護給付費請求書・明細書等を、サービス提供月の翌月10日までに審査支払機関へ提出し、審査を経て翌々月に入金されるのが目安です。たとえば4月分の診療報酬は、5月に請求して6月下旬に入金されるという流れです。

診療報酬の請求と支払の日程は、審査支払機関が年度ごとに公表しています。社会保険診療報酬支払基金の令和8年度の年間日程では、オンライン請求の受付は毎月5日~10日で、「請求確定」は10日までとされ、4月診療分の支払予定日は6月22日です。国保連合会の日程は都道府県ごとの国保連合会が公表しており、熊本県国民健康保険団体連合会の令和8年度の予定では、4月診療分(5月請求分)の支払日は、電子請求の医療機関等が6月22日、紙請求の医療機関等が6月29日です。同じ診療月でも、請求先や請求の方法によって入金日が変わります。

介護報酬について、京都府国民健康保険団体連合会は、各サービス提供月について翌月10日までに請求し、審査後、その翌月末までに支払うこととされていると説明しています。同連合会の令和8年度の支払日一覧では、令和8年5月審査分の支払日は6月30日です。具体的な入金日は、提出先の国保連合会が公表している年度の日程で確認できます。

※出典:社会保険診療報酬支払基金「令和8年度年間日程(お知らせ)」[1]/熊本県国民健康保険団体連合会「令和8年度国民健康保険・後期高齢者医療診療報酬等支払予定日」[6]/京都府国民健康保険団体連合会「時効について」[7]/京都府国民健康保険団体連合会「令和8年度 介護給付費及び総合事業に係る支払日一覧」[8]

社会保険診療報酬支払基金の令和8年度の年間日程では、オンライン請求の受付は毎月5日~10日で、4月診療分の支払予定日は6月22日。熊本県国民健康保険団体連合会の令和8年度の予定では、4月診療分(5月請求分)の支払日は、電子請求の医療機関等が6月22日、紙請求の医療機関等が6月29日。介護報酬について京都府国民健康保険団体連合会は、翌月10日までに請求し、令和8年5月審査分の支払日は6月30日としている。同じ診療月でも、請求先や請求の方法によって入金日が変わる
図4:同じ診療月でも請求先・方法で入金日が変わる

ファクタリングを活用すれば、請求済みの診療報酬・介護報酬を早期資金化でき、この2ヶ月の入金ギャップを根本的に解消できます。

医師・看護師・介護士の人件費が固定費として大きい

医療・介護業界は、人件費の比重が大きくなりやすい業種です。医師・看護師・薬剤師・介護士・理学療法士など、多職種の専門スタッフを雇用する必要があり、毎月の給与支払いは経営上の最大の固定費となります。報酬の入金を待っている間も、人件費は発生し続けます。

ファクタリングを利用すれば、報酬の入金を待たずに人件費の支払い資金を確保でき、給与の遅配という最悪の事態を防ぐことができます。安定した給与支払いは、優秀なスタッフの定着にもつながります。

医療機器・介護用品の購入・リース費用が大きい

医療機関では高額な医療機器(CT・MRI・内視鏡など)の購入やリースが不可欠であり、介護施設でも介護用ベッド・車いす・リフトなどの設備投資が継続的に必要です。さらに、医薬品や介護消耗品の仕入れも毎月発生します。これらの支出は報酬の入金タイミングとは無関係に発生するため、手元資金が不足しがちです。

ファクタリングを活用すれば、既に発生している報酬債権を前倒しで資金化できるため、設備投資や仕入れの支払いに充てることができます。借入ではないため、バランスシートへの影響もありません。

新規開業時の設備投資負担が大きい

クリニックの新規開業や介護施設の新設には、数千万円〜数億円の初期投資が必要です。内装工事・医療機器の導入・スタッフの採用と研修など、開業前から大きな支出が続きます。一方で報酬の入金は開業後2〜3ヶ月経ってからようやく始まるため、開業初期の資金繰りは特に厳しくなります。

開業後、早い段階からファクタリングを活用すれば、発生した報酬を迅速に資金化して運転資金に充てることができます。開業融資の返済と報酬入金のタイミングのずれによる資金ショートを防ぐ効果があります。

診療報酬改定・介護報酬改定によるリスク

医療・介護業界では、2年に1度(診療報酬)または3年に1度(介護報酬)の報酬改定が行われます。改定によって報酬が引き下げられた場合、収入が減少して資金繰りが急激に悪化するリスクがあります。改定の影響を見極めるまでの間、ファクタリングで当面の運転資金を確保しておくことは、経営の安全性を高める賢い選択です。

また、報酬改定に伴う経営計画の見直し期間中に銀行融資の審査を受けることが困難な場合でも、ファクタリングなら売掛先(国保連・社保)の信用力で利用できるため、つなぎ資金としても選択肢になります。

ファクタリング利用時の注意点と悪質業者の見分け方

ファクタリングは合法的な資金調達方法ですが、業界の成長とともに悪質な業者も存在するようになりました。医療・介護業界でファクタリングを安全に利用するために、以下の注意点を押さえておきましょう。

手数料が相場から大きく外れていないか

前述のとおり、ファクタリングの手数料相場は2社間で5%〜18%、3社間で1%〜9%程度です。診療報酬・介護報酬ファクタリングの場合は、売掛先が公的機関であるため相場よりも低くなる傾向があります。相場よりも極端に高い手数料を提示する業者はもちろん、極端に低い手数料を提示する業者にも注意が必要です。低い手数料で契約を引き付けておいて、後から追加費用を請求するケースがあります。

契約書を交わしているか

正規のファクタリング会社であれば、契約書を作成します。口頭の約束だけで契約を進めようとする業者や、契約書の内容を十分に説明しない業者は避けましょう。契約書には手数料率・支払条件・償還請求権の有無などが明記されていることを確認してください。

償還請求権ありの契約を強要していないか

「償還請求権あり」のファクタリングは、売掛先が支払い不能になった場合に利用者が返済義務を負う契約です。これは実質的に融資と同じであり、貸金業登録なしに行っている場合は違法の可能性があります。正規のファクタリングは原則として「償還請求権なし(ノンリコース)」です。診療報酬・介護報酬は売掛先が公的機関ですが、契約上の条件として確認しておくことが重要です。

給与ファクタリングとの違いに注意

個人の給与を対象とした「給与ファクタリング」は、金融庁が貸金業に該当するとの見解を示しており、貸金業登録なしに行う業者は違法です。本記事で紹介している企業の診療報酬・介護報酬を対象としたファクタリングとは全く異なるものですので、混同しないように注意しましょう。

複数社から見積もりを取る

医療・介護業界の報酬債権は信用力が高い分、ファクタリング会社間での条件の差が出やすくなります。1社だけの見積もりでは手数料が適正かどうか判断できません。最低でも3社から見積もりを取り、手数料だけでなく入金スピード・対応の丁寧さ・契約内容の透明性なども含めて総合的に比較しましょう。

悪質業者チェックリスト

  • 会社の所在地や代表者名が公式サイトに記載されていない
  • 契約書を作成しない、または見せない
  • 手数料が相場から大きく外れている(極端に高いまたは低い)
  • 償還請求権ありの契約を強要する
  • 担保や保証人を要求する
  • 事務手数料・審査料など不明瞭な追加費用がある

上記に1つでも当てはまる場合は、契約を見送る判断も必要です。BIGは運営会社(株式会社ビッグパートナーズ)と所在地を公式サイトの会社概要で公開しています。

医療・介護業で急ぎで資金化する前に準備するもの

急ぎで資金化したい場合、会社選びと同じくらい重要なのが資料の準備です。医療・介護業では、診療報酬の入金待ち、介護報酬の入金待ちなどの支払いが先行しやすいため、何の売掛金を、いつまでに、いくら資金化したいのかを説明できる状態にしておきましょう。

  • レセプト・介護給付費明細:売掛金の内容や支払予定を説明できるよう、日付・金額・取引先ごとに整理しておく
  • 入金予定がわかる資料:売掛金の内容や支払予定を説明できるよう、日付・金額・取引先ごとに整理しておく
  • 請求書:売掛金の内容や支払予定を説明できるよう、日付・金額・取引先ごとに整理しておく
  • 人件費・リース料の支払予定:売掛金の内容や支払予定を説明できるよう、日付・金額・取引先ごとに整理しておく
  • BIGへ相談する場合:本人確認書類・請求書・通帳コピーの3点を手元に用意し、取引内容によっては決算書などの追加書類も準備しておく
医療・介護業で急ぎで資金化する前に、レセプト・介護給付費明細、入金予定がわかる資料、請求書、人件費・リース料の支払予定を整理しておく
図5:医療・介護業で急ぎで資金化する前に準備するもの

オンラインで申し込む場合でも、追加確認が入ることがあります。午前中に資料を揃えて問い合わせる、取引先別の入金予定を一覧化しておく、といった準備をしておくと入金希望日とのズレを抑えやすくなります。

医療・介護業界でのファクタリング利用の流れ【5ステップ】

医療・介護業界でファクタリングを利用する際の一般的な流れを、5つのステップで解説します。初めての方でも迷わないよう、各ステップのポイントをまとめました。

医療・介護業界でのファクタリング利用は、問い合わせ・申し込み、必要書類の準備・提出、審査、契約、入金の5ステップで進む
図6:医療・介護業界でのファクタリング利用の流れ【5ステップ】
  1. 問い合わせ・申し込み

    まずは気になるファクタリング会社に問い合わせます。電話・メール・公式サイトの申込フォームから相談可能です。この段階で手数料の目安や必要書類を確認しておくとスムーズです。診療報酬・介護報酬のファクタリングであることを伝えると、対応実績の有無や具体的な条件を確認できます。BIGでは医療・介護業界に精通した専属コンサルタントに相談できます。

  2. 必要書類の準備・提出

    一般的に必要な書類は、本人確認書類・レセプト(診療報酬明細書)または介護給付費明細書・通帳のコピー(入出金履歴)・登記簿謄本・開設許可証などです。診療報酬ファクタリングの場合は国保連・社保への請求書類が必要になるケースもあります。オンライン完結型のサービスでは書類の提出もウェブ上で完了できます。

  3. 審査

    提出書類をもとに、主に売掛先の信用力が審査されます。審査時間は早ければ30分程度、通常は数時間から半日程度です。診療報酬・介護報酬の場合、売掛先が国保連・社保という公的機関であるため信用力が高く、審査で評価されやすい場合があります。赤字決算や開業間もない医療機関・介護施設でも相談できる場合があります。

  4. 契約

    審査通過後、手数料率や契約条件が提示されます。契約書の内容を十分に確認し、手数料率・償還請求権の有無・追加費用の有無などに問題がなければ契約を締結します。診療報酬・介護報酬ファクタリングの場合、3社間契約では国保連・社保への債権譲渡通知の手続きも行われます。オンラインで電子契約を行う会社も増えています。

  5. 入金

    契約完了後、手数料を差し引いた買取代金が指定口座に振り込まれます。最短即日の入金を公表している会社もありますが、入金日は審査や書類の状況によって変わります。3社間ファクタリングの場合、国保連・社保からの報酬は直接ファクタリング会社に支払われます。2社間の場合は一旦自院で受け取り、ファクタリング会社に送金します。

よくある質問(FAQ)

診療報酬や介護報酬でもファクタリングは利用できますか?
条件に合えば相談できます。請求書や売掛先の内容を確認したうえで、資金化を検討できます。売掛先が国保連(国民健康保険団体連合会)や社会保険診療報酬支払基金といった公的機関であるため信用力が高く、複数のファクタリング会社で相談対象になる場合があります。診療報酬ファクタリング・介護報酬ファクタリングという専門的な仕組みも確立されています。
診療報酬ファクタリングと通常のファクタリングは何が違いますか?
診療報酬ファクタリングは、医療機関が国保連・社保に対して持つ診療報酬債権を売却して早期資金化する仕組みです。通常のファクタリングとの大きな違いは、売掛先が公的機関である点です。そのため手数料を相談しやすく、審査で評価されやすい場合があります。介護報酬ファクタリングも同様の仕組みです。
医療・介護業界のファクタリング手数料の相場はどのくらいですか?
診療報酬・介護報酬ファクタリングの手数料相場は、2社間で3%〜10%程度、3社間で1%〜5%程度と、一般的なファクタリングよりも比較しやすい水準です。売掛先が国保連・社保という公的機関で信用力が高い水準と公表されているため、手数料を相談しやすい場合があります。BIGは2社間5%〜・3社間1%〜を公表しています。
赤字経営のクリニックや介護施設でもファクタリングは利用できますか?
多くのファクタリング会社では、利用者の財務状況よりも売掛先の信用力を重視して審査を行います。診療報酬・介護報酬の売掛先は国保連・社保という公的機関であるため、赤字経営や開業直後のクリニック・介護施設でも利用を相談できる場合があります。BIGや審査条件を相談できる会社に相談してみましょう。
ファクタリングの利用に担保や保証人は必要ですか?
いいえ、ファクタリングは売掛金の売買であり融資ではないため、担保や保証人は原則として不要です。不動産や医療機器を担保に入れる必要はなく、診療報酬や介護報酬の債権さえあれば利用を検討できます。
医療・介護のファクタリングを利用する際に必要な書類は何ですか?
一般的に必要な書類は、本人確認書類・レセプト(診療報酬明細書)または介護給付費明細書・通帳のコピー(入出金履歴)・登記簿謄本・開設許可証などです。会社によって求められる書類は異なりますので、事前に確認しておきましょう。BIGでは専属コンサルタントが必要書類について丁寧な案内を受けられます。
ファクタリングは違法ではないですか?
企業間の売掛金を対象としたファクタリング(買取型)は、売掛債権の譲渡という合法的な取引であり、違法ではありません。経済産業省も売掛債権の活用を推奨しています。ただし、個人の給与を対象とした「給与ファクタリング」は貸金業に該当するとされており、無登録業者が行う場合は違法です。
診療報酬・介護報酬はどのくらいの期間で資金化できますか?
ファクタリング会社によって異なりますが、会社によっては早期資金化を相談できます。BIGなら最短即日の入金を公表しています。最短の目安は会社ごとに違うため、上の比較表で確認してください。通常、診療報酬・介護報酬の入金まで約2ヶ月かかるところを大幅に短縮でき、資金繰りの改善に直結します。

まとめ

本記事では、医療・介護業界におすすめのファクタリング会社13社を比較し、診療報酬ファクタリング・介護報酬ファクタリングの仕組みや業界ならではの選び方のポイントまで詳しく解説しました。最後に、重要なポイントをおさらいします。

  • 医療・介護業界は診療報酬・介護報酬の入金まで約2ヶ月かかり、人件費・設備費の固定費が大きいため、売掛金の内容を確認しやすい
  • 売掛先が国保連・社保という公的機関であるため信用力が高く、手数料を相談しやすい傾向がある
  • 診療報酬ファクタリング・介護報酬ファクタリングという専門的な仕組みが確立されており、3社間での利用もしやすい
  • 手数料の相場は2社間で3%〜10%程度、3社間で1%〜5%程度と一般的なファクタリングよりも有利
  • 最短数時間〜翌日で入金可能な会社もあり、毎月の人件費支払いや設備投資にも対応できる
  • 償還請求権なし(ノンリコース)の契約が正規のファクタリング。契約内容の透明性を確認する
  • 悪質業者を避けるために、会社情報の公開状況・契約書の有無・手数料の妥当性をチェックする

医療・介護業界でファクタリングを利用する比較ポイントは、約2ヶ月という長い入金サイクルに悩まされることなく、必要なタイミングで資金を確保できることです。しかも売掛先が公的機関であるため、他業種よりも条件面でファクタリングを利用できる相談できる場合があるのは、医療・介護業界ならではの大きなアドバンテージです。

まずは気になる会社2〜3社に無料相談や見積もりを依頼し、手数料や条件を比較するところから始めてみてください。診療報酬・介護報酬ファクタリングの実績が豊富な会社を選ぶことで、スムーズな審査と条件に合う提案を受けられます。自院・自施設の状況に合ったファクタリング会社を選び、安定した資金繰りの実現に役立てましょう。

参考資料・出典

法令・公的機関・業界団体

  1. 社会保険診療報酬支払基金「令和8年度年間日程(お知らせ)」(ssk.or.jp)
  2. 熊本県国民健康保険団体連合会「令和8年度国民健康保険・後期高齢者医療 診療報酬明細書(レセプト)等の提出について」(kokuho-kumamoto.or.jp)
  3. 社会保険診療報酬支払基金「令和7年度診療報酬債権譲渡等の処理状況」(2026年5月26日)(ssk.or.jp)
  4. 社会保険診療報酬支払基金「債権関係書類の送達場所」(ssk.or.jp)
  5. 京都府国民健康保険団体連合会「債権譲渡について」(kyoto-kokuhoren.or.jp)
  6. 熊本県国民健康保険団体連合会「令和8年度国民健康保険・後期高齢者医療診療報酬等支払予定日」(kokuho-kumamoto.or.jp)
  7. 京都府国民健康保険団体連合会「時効について」(kyoto-kokuhoren.or.jp)
  8. 京都府国民健康保険団体連合会「令和8年度 介護給付費及び総合事業に係る支払日一覧」(kyoto-kokuhoren.or.jp)

その他の参照先

  1. 大阪府国民健康保険団体連合会「請求期間・方法等」(osakakokuhoren.jp)

掲載企業の公式情報

  1. アクリーティブのファクタリング「アクリーティブ「医療機関・介護事業者向けファクタリング」」(accretive-factoring.jp)
  2. アクリーティブのファクタリング「アクリーティブ「診療報酬ファクタリング」(ご利用条件・お申込・お支払の流れ)」(accretive-factoring.jp)
  3. アクリーティブのファクタリング「アクリーティブ「よくあるご質問」」(accretive-factoring.jp)
  4. アクリーティブのファクタリング「アクリーティブ「Medicare in」」(accretive-factoring.jp)
  5. アクリーティブのファクタリング「アクリーティブ「企業情報」」(accretive.jp)
  6. トップ・マネジメント「商品案内」(top-management.co.jp)
  7. トップ・マネジメント「会社概要」(top-management.co.jp)
  8. トップ・マネジメント「導入事例 診療報酬債権」(top-management.co.jp)
  9. トップ・マネジメント「導入事例 介護報酬債権」(top-management.co.jp)
  10. No.1ファクタリング「No.1「事業主様のファクタリング」」(no1service.co.jp)
  11. No.1ファクタリング「No.1「会社概要」」(no1service.co.jp)
  12. No.1ファクタリング「No.1「診療報酬ファクタリングサービス」」(no1service.co.jp)
  13. No.1ファクタリング「No.1 公式サイト(介護報酬ファクタリング)」(no1service.co.jp)
  14. 三菱UFJファクター 診療報酬早期受取オンラインサービス「三菱UFJファクター「診療報酬早期受取オンラインサービス」」(muf.bk.mufg.jp)
  15. 三菱UFJファクター 診療報酬早期受取オンラインサービス「三菱UFJファクター「よくあるご質問(診療報酬早期受取オンラインサービス)」」(muf.bk.mufg.jp)
  16. 三菱UFJファクター 診療報酬早期受取オンラインサービス「三菱UFJファクター「サービスご利用条件」(PDF)」(cdn.muf.bk.mufg.jp)
  17. 三菱UFJファクター 診療報酬早期受取オンラインサービス「三菱UFJファクター「審査申込ご提出資料について」(PDF、2025年12月版)」(cdn.muf.bk.mufg.jp)
  18. 三菱UFJファクター 診療報酬早期受取オンラインサービス「三菱UFJファクター「会社概要」」(muf.bk.mufg.jp)
  19. GMOイプシロン 早払い(ファクタリング)サービス「GMOイプシロン「医療・介護ファクタリングサービス(早払いサービス)」」(epsilon.jp)
  20. GMOイプシロン 早払い(ファクタリング)サービス「GMOイプシロン「会社案内」」(epsilon.jp)
  21. カイポケ早期入金サービス「カイポケ早期入金(ファクタリング)公式サイト」(finance.kaipoke.biz)
  22. カイポケ早期入金サービス「カイポケ早期入金「介護報酬ファクタリング」」(finance.kaipoke.biz)
  23. カイポケ早期入金サービス(広告LP)(ads.kaipoke.biz)
  24. カイポケ早期入金サービス「エス・エム・エスフィナンシャルサービス「私たちについて・会社概要」」(finance.kaipoke.biz)
  25. カイポケ早期入金サービス「エス・エム・エスフィナンシャルサービス 公式サイト」(smsfs.co.jp)
  26. PMGファクタリング「ピーエムジー「法人向けファクタリングサービス」」(lp-01sf.p-m-g.tokyo)
  27. PMGファクタリング「ピーエムジー「手数料」」(p-m-g.tokyo)
  28. PMGファクタリング「ピーエムジー「オンラインファクタリング」」(p-m-g.tokyo)
  29. PMGファクタリング「ピーエムジー「よくある質問」」(p-m-g.tokyo)
  30. PMGファクタリング「ピーエムジー「会社概要」」(p-m-g.tokyo)
  31. 三菱HCキャピタル 介護・調剤・診療等報酬債権ファクタリング「三菱HCキャピタル「介護・調剤・診療等報酬債権ファクタリング」」(mitsubishi-hc-capital.com)
  32. 三菱HCキャピタル 介護・調剤・診療等報酬債権ファクタリング「三菱HCキャピタル B⁺Alpha「診療・介護・調剤報酬等債権ファクタリング」(2026年07月22日更新)」(business-plus-alpha.mitsubishi-hc-capital.com)
  33. 三菱HCキャピタル 介護・調剤・診療等報酬債権ファクタリング「三菱HCキャピタル「会社概要」」(mitsubishi-hc-capital.com)
  34. 公式(biz.orix.co.jp)(biz.orix.co.jp)
  35. 公式(nspkk.com)(nspkk.com)
  36. 公式(r-lease.co.jp)(r-lease.co.jp)
  37. 公式(nishinihonfactor.jp)(nishinihonfactor.jp)
  38. 公式(nishinihonfactor.jp)(nishinihonfactor.jp)

当社(法人専門ファクタリングのBIG)の公式情報

  1. 法人専門ファクタリングのBIG「料金」(big-factoring.com)
  2. 法人専門ファクタリングのBIG「ご利用の流れ」(big-factoring.com)
  3. 法人専門ファクタリングのBIG「よくある質問」(big-factoring.com)
  4. 法人専門ファクタリングのBIG「会社概要」(big-factoring.com)

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