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その他 2026.06.19 READING 約26分

物流・配送・サプライチェーンDX11選【倉庫・配車・WMS/TMS・ラストワンマイル 2026年最新】

BIG編集部 EDITORIAL
法人ファクタリングと資金繰り改善に関する実務情報を発信しています。


「燃料費と人件費が上がっているのに、運賃改定の交渉は思うように進まない」「EC出荷の波動に倉庫スタッフが追いつかない」「配車表をホワイトボードで管理しているが、ドライバー不足で限界が近い」――物流2024年問題以降、中小・中堅の運送・物流・EC事業者からこうした悩みを聞く機会が一段と増えました。

物流DXは「大手だけのテーマ」ではありません。WMS(倉庫管理)・TMS(配車・輸配送管理)・配送管理SaaSは月数万円台から導入できるサービスも増え、テント倉庫やフルフィルメント外注のように資本投資を抑えながらキャパを増やす選択肢も広がっています。問題は「どの会社のどのサービスから手を付けるか」を見極めることです。

本記事では、次世代型物流施設・EC運営代行・配車管理SaaS・WMS/TMS・テント倉庫・ラストワンマイル配送まで、物流とサプライチェーンDXに関わる11社を編集部が紹介します。あわせてファクタリングの仕組み・選び方・運送業での活用方法まで、資金繰り課題を抱える経営者に役立つ情報を一通り解説します。

本記事の運営は法人専門ファクタリングのBIG(株式会社ビッグパートナーズ)です。中小企業経営者の資金繰り課題に向き合ってきた立場から、物流現場で実際に使われている事業者を客観的に整理しました。

物流・配送・サプライチェーンDX11選

取り上げる11社は、物流施設の貸主から配車管理SaaS・WMS開発・フルフィルメント代行・ラストワンマイル運送まで、物流バリューチェーンの各レイヤーに散らばっています。比較表で全体像を把握したうえで、自社の課題に近いレイヤーから読み進めてください。

会社・サービス カテゴリ 主な強み 運営/本社
LOGI FLAG 物流施設(賃貸倉庫・冷凍冷蔵) 3温度帯対応・自動倉庫タイプも展開 霞ヶ関キャピタル株式会社/東京・千代田
アートトレーディング EC運営代行+フルフィルメント Shopify制作からささげ・梱包・配送までワンストップ 東京・豊島
Cariot 車両動態管理SaaS GPS位置情報・自動日報・アルコールチェック統合 株式会社キャリオット
ヨロスト。 整備・物流用品ECサイト 整備用品から物流梱包資材までB2B対応 株式会社ヨロスト/大阪
山口産業(MEMBRY) テント倉庫・膜構造物 2,000棟超の実績・短納期・低コスト 佐賀・多久
mylogi OMS+WMS統合システム+3PL 少量多品種EC向け物流管理SaaS 埼玉・所沢
SEAOS(シーオス) WMS/TMS/物流ロボ/RFID 大規模対応WMS・搬送ロボLogiler・RFID統合 シーオス株式会社/東京
アイシーエクスプレス フルフィルメント+データプリントBPO 都内近接拠点・MOPS自社受注システム 東京
ODIN(delivery-system) 配送管理SaaS 3000社導入・5〜500台規模に最適 株式会社オンラインコンサルタント/横浜
株式会社オンラインコンサルタント ODIN開発・運営本体 2006年設立・ODIN前身サービスは2012年開始 神奈川・横浜
初東グループ 軽貨物配送・ラストワンマイル 軽貨物+飲食デリバリー+多角事業 千葉・流山

ここからは各社の詳細を解説します。

LOGI FLAG(霞ヶ関キャピタル株式会社) ― 3温度帯対応の次世代型物流施設

項目 詳細
カテゴリ 賃貸物流施設・冷凍/冷蔵倉庫
強み 常温・冷凍・冷蔵の3温度帯対応/自動倉庫タイプ(TECH)/必要スペース・必要期間で利用可能
施設展開 埼玉(所沢・越谷)/神奈川(川崎)/千葉(習志野)/大阪(茨木・南港)/兵庫(神戸)/愛知(名古屋)/宮城(仙台)など(稼働中・開発中施設を含む)
運営会社 霞ヶ関キャピタル株式会社(東京都千代田区霞が関)
公式サイト https://logiflag.com/

LOGI FLAGは、霞ヶ関キャピタル株式会社が手がける次世代型物流施設ブランドです。常温だけでなく冷凍・冷蔵・3温度帯対応の施設、さらに自動倉庫タイプ(TECH)まで、近年の食品・EC・冷凍冷蔵物流ニーズに合わせたバリエーションを展開しています。

サービスの特徴は「預けたい期間だけ・必要なスペースだけ利用できる」柔軟性。自社で倉庫を持つほどではないが、シーズン需要や事業拡大に合わせて段階的にスペースを確保したい事業者に向いた構造になっています。冷凍保管代行サービスを併設している拠点もあり、冷凍・冷蔵商材の保管先を検討する際の候補になります。

施設一覧には首都圏(埼玉・神奈川・千葉)と関西(大阪・兵庫)、中部(愛知)、東北(宮城)の施設が掲載されています。稼働状況や竣工予定は施設ごとに異なるため、検討時は公式サイトで最新の募集状況を確認するのが安全です。

こんな経営者におすすめ

  • 冷凍・冷蔵商材を扱うが自社で大型冷凍庫を持つほどではない
  • シーズン需要や事業拡大に合わせて柔軟に倉庫スペースを増減したい
  • 首都圏・関西の消費地近接で在庫を持ちたい
  • 自動倉庫など省人化された施設を活用したい

▶ 公式サイト:LOGI FLAG(logiflag.com)

アートトレーディング株式会社 ― Shopify制作とフルフィルメントを一気通貫

項目 詳細
カテゴリ EC運営代行+フルフィルメント
強み Shopifyサイト制作・楽天市場伴走支援・ささげ・梱包・配送までワンストップ/フルフィルメントセンター自社運営
本社 東京都豊島区東池袋(Hareza Tower)
フルフィルメント拠点 埼玉県所沢市
公式サイト https://art-trading.co.jp/

アートトレーディングは、Shopifyを軸にしたEC制作・運営代行と、自社フルフィルメントセンターでの庫内作業を組み合わせたEC事業のワンストップ支援会社です。サイト制作・リニューアル・楽天市場の伴走支援・運営代行に加え、ピッキング・梱包・撮影(ささげ業務)・ラッピング・配送管理まで一連の業務を引き受けます。

EC事業を立ち上げたあとに、制作・運営・物流を別々に依頼して管理が複雑になるケースがあります。同社は「あなたの会社のEC事業部」として伴走する姿勢を打ち出しており、サイト改善と物流オペレーションを同じチームで連動させやすいのが特徴です。

「制作×運営の6ヶ月支援」というスタートダッシュサービスも用意されており、立ち上げ期で人員リソースが足りないEC事業者が、初期から物流まで含めた体制を整えやすい構成になっています。

こんな経営者におすすめ

  • Shopifyや楽天で本格的にECを立ち上げたい/立て直したい
  • 制作会社・運営代行・物流倉庫を別々に依頼している分散管理に限界を感じる
  • EC事業部を社内で抱える前にアウトソースで体制を組みたい
  • ピッキング・梱包・撮影まで含めて一括で任せたい

▶ 公式サイト:アートトレーディング株式会社(art-trading.co.jp)

Cariot ― 車両動態管理SaaSの定番

項目 詳細
カテゴリ ドライバー働き方改革クラウド・車両動態管理SaaS
強み GPS位置情報リアルタイム取得/自動日報生成/アルコールチェック/ドラレコ機能
主要プラン Cariot Mobile/Cariot GPS Logger/Cariot Drive Recorderの3プラン
運営会社 株式会社キャリオット
公式サイト https://cariot.jp/

Cariot(キャリオット)は、車両稼働をリアルタイムで可視化するクラウド動態管理SaaSです。車載デバイスやスマートフォンアプリから車両データを取得し、運行状況・位置情報・点呼・運転日報・アルコールチェック記録までを1つのプラットフォームで一元化します。

運送・物流業はもちろん、自社配送の小売・卸、建設業のダンプトラック、廃棄物収集車、送迎バス、営業・サービス車両など、商用車を運用する事業者が検討しやすいサービスです。GPS動態管理・自動日報・アルコールチェックをまとめて扱えるため、紙の日報や電話確認に頼る運用の見直しに役立ちます。

プランはCariot Mobile(スマホ+シガーソケット型デバイス)/Cariot GPS Logger/Cariot Drive Recorderの3種類で、車両規模・運用形態に応じて選べます。後付けで車両に取り付けられるため、リース車両や混在車両でも導入しやすい設計です。

こんな経営者におすすめ

  • 商用車のGPSや動態管理をまだ導入していない
  • アルコールチェック義務化対応をデジタルで回したい
  • 運転日報やアルコールチェックを紙中心で運用している
  • 営業車・サービス車のリアルタイム位置を顧客対応に活かしたい

▶ 公式サイト:Cariot(cariot.jp)

ヨロスト。(株式会社ヨロスト) ― 整備・物流現場のB2B通販

項目 詳細
カテゴリ 自動車整備用品・物流梱包資材のオンライン通販
主な取扱商品 オイルフィルター・エンジンオイル・ワイパーブレード・ブレーキパッド・バッテリー/スリングベルト・ラッシングベルト・タイヤ袋・パワーホイスト・梱包資材/工具・ガレージ用品
運営会社 株式会社ヨロスト(大阪府大阪市中央区)
対応 大量注文・法人向けにも対応
公式サイト https://yoro-store.com/

ヨロスト。は、自動車整備用品と物流現場向け梱包・荷役資材を扱うB2B寄りの通販サイトです。整備工場・運送会社・物流倉庫が日常的に使う消耗品(オイル・フィルター・バッテリー・ワイパー)と、ラッシングベルト・スリングベルト・タイヤ袋・パワーホイストなど物流現場の必需品をワンストップで購入できます。

運送業・物流業の経営者にとっては、車両整備用品と荷役資材を別々の業者から調達している現場の仕入れ窓口を一本化できるのが利点です。大量注文への対応も明記されており、車両台数の多い事業者・倉庫事業者の定期発注先として活用できます。

サイト構成も自動車パーツ系のECサイトとしてはカテゴリが整理されており、商品検索のしやすさは現場担当者にとって発注ミスを減らす要素として機能します。

こんな経営者におすすめ

  • 自動車整備用品と物流資材の発注先を一本化したい運送・物流事業者
  • 整備工場で使う消耗品をまとめて法人発注したい
  • 物流倉庫の梱包・荷役資材の調達ルートを増やしたい
  • 大量注文時の見積もり・取り寄せ対応窓口を確保したい

▶ 公式サイト:ヨロスト。(yoro-store.com)

山口産業株式会社(MEMBRY) ― テント倉庫・膜構造物の専業メーカー

項目 詳細
カテゴリ テント倉庫・膜構造建築物の設計・製造・施工
強み 2,000棟以上の実績/設計から施工まで自社一貫体制/本社工場でISO9001認証取得
本社 佐賀県多久市
拠点 全国拠点・複数工場を展開
公式サイト https://membry.jp/

山口産業は、佐賀県多久市に本社を置く膜構造建築物の専業メーカーです。テント倉庫・大型膜構造物の設計・製造・施工を自社一貫で手がけており、産業用倉庫・農業用ハウス・畜産用施設・商業用テント・イベント・防災用シェルターまで、用途は幅広く展開しています。

テント倉庫の最大の特徴は短納期・低コスト・透光性確保。鉄筋コンクリート倉庫を新設するより短期間で建てやすく、自然光を取り込めるため庫内の照明コストも下げられます。在庫が一時的に膨らむ繁忙期、シーズン商品の保管、既存倉庫の隣接地への増築など、物流業の柔軟なニーズに応える選択肢です。

規格化テント倉庫「グリッドハウス」やレンタルテントなど、サイズ・期間別のラインナップも整っており、2,000棟以上の累計実績と本社工場のISO9001認証取得が品質面の確認材料になります。

こんな経営者におすすめ

  • 既存倉庫が手狭で増床を急ぎたいが新築倉庫を建てるほどの投資はできない
  • シーズンや一時的な在庫増に合わせて柔軟に保管スペースを確保したい
  • 畜産・農業・建材保管など特殊な用途のテント倉庫を探している
  • 建築コストを抑えつつ庫内採光性を確保したい

▶ 公式サイト:山口産業株式会社/MEMBRY(membry.jp)

株式会社mylogi ― 少量多品種EC向けの物流管理システム+3PL

項目 詳細
カテゴリ 物流管理システム(OMS+WMS)+EC向けフルフィルメント
強み 受注管理(OMS)と在庫管理(WMS)を統合/梱包・ラッピング・撮影サービスにも対応/少量多品種EC向け
本社 埼玉県所沢市
主要顧客 スタートアップ・小規模EC事業者(アパレル・ファッション雑貨・アクセサリー・グッズ等)
公式サイト https://mylogi.jp/

株式会社mylogiは、物流管理システム「mylogi」の自社開発と、その運用ノウハウを活かしたフルフィルメント(3PL)事業を展開する企業です。OMS(受注管理)とWMS(在庫管理)の機能を統合した一体型システムで、複数モール・自社ECの受注を1画面で取りまとめて出荷指示まで進められます。

主要顧客はスタートアップ・小規模EC事業者。特にアパレル・ファッション雑貨・アクセサリー・グッズ等、少量多品番商材の出荷オペレーションを得意としています。大手3PLでは対応しづらい「商品ごとの細かなラッピング指定」「同梱物の入れ替え」「撮影サービス」など、ブランド独自のおもてなし要素を残しつつ外注したい事業者にフィットします。

埼玉県所沢市に拠点を構え、少量多品種EC向けのフルフィルメントにも対応しています。OMS/WMSの刷新や、出荷業務を含めた運用見直しを検討する事業者の比較候補になります。

こんな経営者におすすめ

  • アパレル・雑貨・アクセサリーなど少量多品種を扱うECで物流が手狭
  • 受注管理と在庫管理が別システムで二重入力が発生している
  • 商品ごとのラッピング・同梱物指定がある
  • 大手3PLでは対応しづらいブランド固有のオペレーションを残したい

▶ 公式サイト:株式会社mylogi(mylogi.jp)

SEAOS(シーオス株式会社) ― 物流DXのフルレンジソリューション

項目 詳細
カテゴリ WMS/TMS/物流ロボ/RFID/物流コンサル
主要プロダクト 大規模対応WMSとSaaS型WMS/TMS/搬送用ロボット「Logiler」/RFIDトレーサビリティ「ReSCU」
強み AI・データ活用/ロボット活用による省人化/医療機器ロジスティクス含む幅広い対応領域
運営会社 シーオス株式会社(SEAOS, Inc.)
公式サイト https://seaos.co.jp/

シーオスは、公式サイトで「ロジスティクスをデジタルトランスフォーメーションするリーディングカンパニー」と掲げる物流DX領域の総合ベンダーです。WMS(倉庫管理システム)は大規模拠点向けとSaaS型を併設し、TMS(輸配送管理)・搬送用ロボット「Logiler」・RFIDトレーサビリティ「ReSCU」までフルラインアップで提供しています。

物流DXは「単一ツールの導入」では完結せず、庫内作業・配送・在庫・トレーサビリティが連動して初めて成果が出る領域です。シーオスはこれらを単独・組み合わせのどちらでも提供できる総合力を強みとしており、「まずWMSから入れる」「ピッキング作業の搬送をロボットに置き換える」「医療機器のロット管理にRFIDを使う」といった段階的な導入が可能です。

AIやデータ活用を含む現場改善のコンサルティング機能も併設しており、自社の物流課題が漠然としている段階から相談できる点も比較材料になります。

こんな経営者におすすめ

  • WMS・TMS・ロボットなど物流DXのフルラインを一社で揃えたい
  • 大規模倉庫の刷新を視野に入れている
  • RFIDによるトレーサビリティ・ロット管理を強化したい
  • 物流現場の課題を整理する段階からコンサルしてほしい

▶ 公式サイト:シーオス株式会社(seaos.co.jp)

アイシーエクスプレス株式会社 ― データプリント+物流のBPO

項目 詳細
カテゴリ データプリントサービス+フルフィルメント(物流)
主要サービス データプリント・封入封緘・DM発送/フルフィルメント(保管・ピッキング・梱包・発送)/自社受注システム「MOPS」
強み 「Speed・Safety・Security」の3軸で印刷と物流を一体提供
本社 東京都大田区昭和島(昭和島本社センター)
公式サイト https://www.iec-exp.co.jp/

アイシーエクスプレスは、データプリント(個人別印刷・帳票印刷・DM)と物流フルフィルメントを一体で提供するBPO企業です。「プラス・ワン」を掲げ、印刷物の発送と通販商品の出荷を同じ拠点・同じオペレーションでまとめて引き受けられる構成を持ちます。

同社の強みは、印刷BPOと物流BPOを別業者に分けず一体で運営している点。これにより、「DM発送」と「販促キャンペーンに紐づく商品発送」「会員向け定期便のチラシ同梱」など、印刷物と物販を組み合わせた施策を1社で相談できます。自社受注システム「MOPS(Mail Order Picking Service)」は、販促資材・カタログ発送代行などの注文受付から梱包・発送までを支援する仕組みとして紹介されています。

サービスの設計思想は「Speed・Safety・Security」の3軸。昭和島本社センターや京葉物流センターなどの拠点を活用し、緊急性の高い販促物配布や急ぎの試作品配送にも対応します。公式サイトではISO 27001・ISO 14001・プライバシーマーク・特定信書事業免許なども確認できます。

こんな経営者におすすめ

  • DM発送と通販商品出荷を別業者に分けて運用していて連動が取れない
  • 会員向け定期便にチラシや個人別印刷物を同梱したい
  • 販促キャンペーン事務局を運営しているがWeb受注〜発送までを外注したい
  • 都内近接の拠点で印刷物・物販の発送を急ぎ対応したい

▶ 公式サイト:アイシーエクスプレス株式会社(iec-exp.co.jp)

ODIN リアルタイム配送システム ― 5〜500台規模の中堅運送向けTMS

項目 詳細
カテゴリ クラウド型配送管理システム(TMS)
主要機能 最適配送計画/GPSによる動態管理/進捗管理/スマホアプリで「移動・待機・荷役作業」を自動判定
導入実績 3000社導入
適合規模 車両5台以上500台以下の運送・配送業に最適
運営会社 株式会社オンラインコンサルタント(神奈川・横浜)
公式サイト https://delivery-system.com/

ODINは、クラウド型の配送管理システム(TMS)です。配車計画・GPS動態管理・進捗管理・スマートフォンアプリでのドライバー稼働状況の自動判定までを一気通貫でカバーしています。

同サービスの最大の特徴は「中堅運送・配送業への適合性」。公式サイトでは車両5台以上500台以下の運送・配送業に最適と明記されており、「ホワイトボード配車から脱却したいが、大手向けの高額システムは導入できない」という中堅事業者層を中心に3000社導入の実績があります。メンテナンス業・訪問サービス業・食品飲料卸・メーカー自社配送・建設業・飲食配達・医薬品配送など、運送専業以外でも商用車運用がある業種で広く採用されています。

スマホアプリは自動判定機能で「移動・待機・荷役作業」を判別し、ドライバーが手動で打刻しなくても運行状況が記録される仕組み。配車管理者の電話確認の手間と、ドライバー側の入力負担の双方を減らせます。

こんな経営者におすすめ

  • 車両5〜500台規模の中堅運送・配送業を経営している
  • ホワイトボード・電話・LINE中心の配車管理から脱却したい
  • GPS動態管理と日報・進捗管理を1つのシステムでまとめたい
  • 大手向けTMSを検討したがコスト面で導入を見送った経験がある

▶ 公式サイト:ODIN リアルタイム配送システム(delivery-system.com)

株式会社オンラインコンサルタント ― ODINの開発・運営本体

項目 詳細
カテゴリ 配送業向けシステム開発・運営
主要事業 「ODIN リアルタイム配送システム」の開発・販売/配送業向けシステム提供
設立 2006年10月
本社 神奈川県横浜市
公式サイト https://onlineconsultant.jp/

株式会社オンラインコンサルタントは、前項のODINリアルタイム配送システムを開発・運営する横浜の企業です。会社設立は2006年で、配送システム事業は前身サービスのSmart動態管理を含め2012年から展開しています。配送管理SaaSを継続的に開発・提供してきた事業者です。

「ODIN」の名称は北欧神話の主神オーディンに由来し、配送会社が神の加護を受けてほしいという願いが込められています。設立20年目を迎えた2025年にはシステムロゴを刷新し、引き続き機能強化を進めている段階です。

同社の強みは配送業の現場ニーズに密着したアップデート。「配送先の配送済表示機能」など、運用中の配車管理者から寄せられたフィードバックを反映するリリースを継続しており、導入後の機能改善も確認できます。

こんな経営者におすすめ

  • 配送管理SaaSの開発元・運営元の企業情報まで確認して導入したい
  • 長期で利用するシステムベンダーとして実績年数を重視する
  • 導入後の機能追加・運用サポートを継続的に受けたい
  • 横浜・首都圏で配送管理SaaSベンダーとの面談を望む

▶ 公式サイト:株式会社オンラインコンサルタント(onlineconsultant.jp)

初東グループ ― 軽貨物配送と多角事業のラストワンマイル

項目 詳細
カテゴリ 軽貨物運送・ラストワンマイル配送・多角事業
主要事業 軽貨物運送/銀のさら(飲食デリバリー)運営/損害保険/デリバリー配達/ウォーターサーバー(富士山天然水)
主要グループ会社 株式会社初東運送/有限会社初東/株式会社HATSUTOU PLANNING/一般社団法人初東互助会
本社 千葉県流山市
公式サイト https://hatsutou.jp/

初東グループは、軽貨物運送を中核に、飲食デリバリー(銀のさら)・損害保険・ウォーターサーバー配達など複数のラストワンマイル事業を束ねる千葉・流山の企業グループです。公式サイトでは、銀のさら事業の説明で新聞販売店で培ったノウハウにも触れています。

軽貨物運送は近年、EC物流の拡大に伴いラストワンマイルの担い手として需要が伸びている領域です。同グループは軽貨物だけでなく飲食デリバリー・各種配達にも事業を広げているため、地域配送に関わる複数事業を確認できます。

主要グループ企業は株式会社初東運送(貨物輸送)・有限会社初東(銀のさら運営)・株式会社HATSUTOU PLANNING(グループ企画運営の中核)・一般社団法人初東互助会(従業員支援)の4法人。多角化された地域密着の配送・サービス事業グループとして確認できます。

こんな経営者におすすめ

  • 首都圏・千葉エリアで軽貨物配送パートナーを探している
  • 軽貨物運送や地域配送の事業者を確認したい
  • 飲食デリバリー含むラストワンマイル全般の協力会社を検討中
  • 多角化された地域密着の中堅運送グループに発注したい

▶ 公式サイト:初東グループ(hatsutou.jp)

物流業に役立つファクタリング(請求書買取)の仕組み

物流DXのツール選定と並行して、運送・物流・EC事業者の経営者が直面しがちなのが運転資金の不足です。ここからは、運送業・物流業の資金繰り改善に有効なファクタリングの仕組みを整理します。

物流DXとあわせて製造現場側の効率化も検討する場合は、製造・産業機器・現場DXの比較記事も確認できます。

ファクタリングとは

ファクタリングは、物流・配送・サプライチェーンDXで発生した売掛債権や請求書を、入金予定日前に資金化する方法です。サービス提供・仕入れ・人件費・外注費などの支払いが先行し、取引先などからの入金が後になる場面で、手元資金の谷を埋める短期資金対策として検討されます。

物流・配送・サプライチェーンDXでは、売掛先の信用力や請求書の内容が確認できるほど、条件比較を進めやすくなります。一方で、手数料・債権譲渡登記・償還請求権の有無は会社ごとに異なるため、利用前に複数社の条件を見比べることが欠かせません。基本的な仕組みと比較の観点は、ファクタリング会社選びの基礎解説でも確認できます。

例えば荷主企業に対して300万円の運送費・倉庫保管料を請求し、入金が翌々月末払いだったとします。ファクタリングを利用すれば、手数料を差し引いた金額を最短即日〜翌日で受け取ることが可能です。「請求書買取」「売掛金現金化」「請求書早払い」など複数の呼び方がありますが、いずれも同じ仕組みを指しています。融資ではないため負債としてバランスシートに計上されず、信用情報にも影響しません。

運送業・物流業がファクタリングと相性が良い3つの理由

物流・配送・サプライチェーンDXで発生した売掛金を資金化するときは、申し込みから入金までの流れを先に把握しておくことが大切です。どの段階で請求書や契約書が必要になるかを押さえると、急ぎの資金化でも準備漏れを減らせます。

  1. 支払サイトが長い:荷主からの運賃・保管料は月末締め翌月末払い・翌々月末払いが多く、入金まで30〜60日かかる
  2. 先行費用が大きい:燃料費・ドライバー人件費・車両整備費・傭車費用は荷主からの入金前に支払う必要がある
  3. 赤字決算でも審査対象は荷主の信用力:銀行融資が難しくても、大手荷主との取引があれば現金化しやすい

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い

ファクタリングには「2社間」と「3社間」の2方式があります。

比較項目 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング
関係者 利用者とファクタリング会社の2者 利用者・ファクタリング会社・取引先の3者
取引先(荷主)への通知 不要(知られない) 必要(承諾が必要)
手数料相場 5%〜18% 1%〜9%
入金スピード 最短即日〜翌日 数日〜1週間
向いているケース 荷主に知られたくない/急ぎの場合 手数料を抑えたい/時間に余裕がある場合

「燃料費の急騰で当月のキャッシュアウトが厳しい」「特定荷主との関係に配慮したい」場合は2社間を、「手数料を最小限にしたい」「3社間に応じる主要荷主との取引で活用したい」場合は3社間を選ぶのが基本です。法人専門ファクタリングのBIGは2社間・3社間どちらにも対応しています。

ファクタリングのメリット・デメリット

このセクションでは、物流・配送・サプライチェーンDXの支払いサイクルに照らして、ファクタリングの利点と注意点を整理します。入金スピードだけでなく、手数料・契約条件・継続利用時の負担まで確認することで、自社に合う使い方を判断しやすくなります。

メリット

物流・配送・サプライチェーンDXでファクタリングを使う利点は、売掛金を早めに資金化して次の支払いに充てやすい点です。借入枠を残しながら短期の資金需要に対応できるため、案件の受注時期と入金時期がずれる事業者ほど効果を判断しやすくなります。

  • 最短即日で売掛金を現金化:銀行融資(2週間〜1か月)より早期に、燃料代・人件費の支払いに間に合う
  • 負債にならない:売掛金の売買であり借入ではないためバランスシートに影響しない
  • 赤字決算・税金滞納でも利用可能:審査対象は荷主の信用力。自社の財務状況は問わない
  • 担保・保証人が不要:売掛債権そのものが取引対象
  • 信用情報に影響しない:融資ではないため、信用情報機関への記録がない
  • 荷主の倒産リスクを回避できる:ノンリコース契約なら、荷主が倒産しても返金義務なし

デメリット・注意点

物流・配送・サプライチェーンDXで注意したいのは、資金化が早い反面、手数料や契約条件が利益率に直接影響する点です。入金額、償還請求権の有無、追加費用を確認し、繰り返し利用しても採算が崩れないかを見ておきましょう。

  • 手数料がかかる:売掛金額面から手数料分を差し引いた金額しか受け取れない。年利換算すると銀行融資より割高になるケースもある
  • 売掛金がなければ利用できない:下請構造で実態は人材派遣に近い軽貨物個人事業主などは利用が難しい場合がある
  • 悪質業者のリスク:「手数料0%」「審査なし」を謳う業者には要注意
  • 恒常利用ではコストが累積:繰り返し利用するなら銀行融資との併用設計が必要

物流DXツール/物流パートナーの選び方5つのポイント

ポイント1:ボトルネック領域を先に特定する

ツールから入るのではなく、自社の物流オペレーションのうちどの工程に最大のロスがあるかを先に数値化します。庫内ピッキング工数・配車計画作成時間・在庫差異発生件数・空車回送率などのKPIを把握し、優先順位の高い領域からツール・外注を検討します。

ポイント2:自社の規模に合うサービスを選ぶ

同じ「TMS」でも、車両5台規模に最適なサービスと500台超の大規模事業者向けは別物です。ODINのように「5〜500台」と適合規模を明示しているサービスを選ぶか、大規模なら大手ベンダー(SEAOSなど)を検討する、という棲み分けが現実的です。

ポイント3:自社開発か外注かをセットで考える

WMS・TMSは自社で運用するパッケージ型と、3PL(mylogi・アートトレーディング・アイシーエクスプレスなど)に物流業務ごと委託するアウトソース型に大別できます。「庫内オペレーションを内製化したい」のか「物流業務ごと外注したい」のかを最初に決めると、検討対象を絞れます。

ポイント4:温度帯・特殊要件をクリアできるかを確認

冷凍・冷蔵商材、危険物、医療機器、アパレルラッピング、同梱物指定など、特殊要件は3PL・倉庫の選定時に大きな差を生みます。LOGI FLAGの3温度帯対応・mylogiのラッピング対応・SEAOSの医療機器ロジスティクスなど、自社要件にフィットするサービスを軸に絞るのが効率的です。

ポイント5:契約期間・初期費用・月額のバランス

物流DXツールは初期費用ゼロ・月額制のSaaSが増えていますが、TMSやWMSは導入後の運用設計に工数がかかるため「導入コンサル込みのプラン」「最低契約期間」「カスタマーサクセス体制」まで確認します。月額の安さだけで選ぶと、結果的に運用が定着せず投資回収できないケースがあります。

ファクタリングと他の資金調達方法の比較

ここでは、物流・配送・サプライチェーンDXの資金需要に対して、ファクタリングと他の資金調達手段を比較します。必要資金の緊急度、調達コスト、審査で見られるポイントが異なるため、用途に合う方法を選ぶ前提として違いを押さえましょう。

比較項目 ファクタリング ビジネスローン 銀行融資
入金スピード 最短即日〜翌日 最短即日〜数日 2週間〜1か月以上
手数料・金利 1%〜20%程度(一括控除) 年5%〜18% 年1%〜3%
審査の対象 売掛先(荷主)の信用力 利用者の事業実績 利用者の財務状況
赤字決算 利用可能 審査に影響 審査に大きく影響
負債計上 なし あり あり
担保・保証人 不要 原則不要 必要な場合あり
信用情報 影響なし 記録される 記録される
返済義務 なし あり あり

運送業・物流業では、車両購入や倉庫設備への投資は銀行融資・リース、燃料費・人件費・傭車費用などの月次運転資金はファクタリングと使い分けるパターンが現実的です。

荷主からの売掛金が回収できない場合の対策

ファクタリング以前に、荷主からの売掛金回収自体が課題になっている場合は、回収を促進する別アプローチが必要です。

  1. 入金確認と催促連絡:支払期日を過ぎたら速やかに電話・メールで確認。経理処理上の単純な遅れも一定数ある
  2. 書面での督促:口頭で応じない場合は内容証明郵便で正式に督促
  3. 支払い条件の再交渉:荷主の資金繰りが厳しい場合は、分割払いなど譲歩案を提示して回収を優先
  4. 法的手段の検討:少額訴訟(60万円以下)・支払督促・民事調停など、状況に応じた法的手段を弁護士に相談

回収に時間がかかりそうな場合は、他の正常な売掛金をファクタリングで先に現金化して当面の資金を確保するのが現実的です。回収困難な売掛金への対処と、正常な売掛金の早期現金化を並行して進めるのが定石となります。

よくある質問(FAQ)

物流DXに着手する前に最初に整理すべきことは何ですか?
庫内作業・配送・受発注・在庫の4領域のうち、どこに最大のロスがあるかを定量化することです。「ピッキング工数が全工数の半分以上」「配車計画に毎朝1時間以上」「庫内在庫と帳簿在庫の月次差異が発生」など、具体的な数字を押さえると、WMS・TMS・3PL外注のうちどれを優先すべきかが見えやすくなります。ツールを先に決めるのではなく、課題のボトルネックを先に見える化するのが鉄則です。
WMSとTMSはどう違いますか?
WMS(Warehouse Management System)は倉庫内の入荷・在庫・ピッキング・出荷を管理するシステムで、TMS(Transport Management System)は倉庫外の配車計画・輸配送・運行状況を管理するシステムです。WMSは「庫内のモノの動き」、TMSは「庫外の車両とドライバーの動き」と整理すると分かりやすいです。EC事業者は出荷件数の急増に備えてWMSを、運送・配送事業者は車両稼働の最適化のためTMSを優先するのが一般的です。
中小EC事業者でもフルフィルメントを外注すべきですか?
出荷件数が月数百件を超え、商品ピッキング・梱包・発送に経営者やスタッフが時間を取られているなら外注検討のタイミングです。固定費が下がる代わりに1件あたり手数料が発生するため、現状の自社内コストとの試算比較が基本。少量多品種なら中小規模特化のフルフィルメント、月間数千件規模なら大手3PLや物流ロボ導入企業も選択肢に入ります。
テント倉庫と通常倉庫の違いは何ですか?
テント倉庫は鉄骨造に膜材を張った建築物で、鉄筋コンクリート倉庫と比較して短納期・低コスト・透光性確保が特徴です。建築基準法上の建築物として扱われ、固定式・移動式・規格化テントなど複数のバリエーションがあります。在庫が一時的に膨らむ繁忙期、シーズン商品の保管、既存倉庫の隣接地への増築など、物流業の柔軟なニーズに応える選択肢です。
配車管理SaaS導入の費用対効果はどう測ればよいですか?
(1)配車計画作成にかかっていた管理者の時間削減、(2)空車・回送ロスの削減による燃料費・ドライバー稼働時間の改善、(3)アルコールチェック・運行記録の電子化による事務コスト削減、の3点で算出するのが定石です。月額費用に対し毎月どれだけの工数とコストが削減できたかを可視化すれば、半年〜1年で投資回収できているかを判定できます。
運送業や物流業でもファクタリングは利用できますか?
はい、運送業・物流業はファクタリングと相性が良い業態です。燃料費・ドライバー人件費・車両整備費が先行し、荷主への請求は月末締め翌月末・翌々月末払いが一般的なため、入金前の運転資金が不足しやすい構造があります。荷主との売掛債権を早期現金化すれば、燃料代の高騰や繁忙期の傭車費用にも柔軟に対応できます。法人専門ファクタリングのBIGも運送・物流業の利用実績があり、赤字決算でも荷主の信用力で審査されます。
ファクタリングと請求書買取は同じものですか?
はい、同じ仕組みです。「請求書買取」「売掛金現金化」「売掛債権現金化」「請求書早払い」など複数の呼び方がありますが、いずれも同じ意味で使われます。融資ではないため負債にならず、信用情報にも影響しません。
ファクタリングを利用すると荷主に知られますか?
2社間ファクタリングを選択すれば、荷主への通知なしで利用できるため知られることはありません。3社間ファクタリングは取引先への通知と承諾が必要ですが、その分手数料が低く抑えられるメリットがあります。荷主との関係性に配慮したい場合は2社間を、手数料を最小限にしたい場合は3社間を選ぶのが一般的です。

まとめ

本記事では、物流・配送・サプライチェーンDXに関わる11社と、運送業・物流業のファクタリング活用方法を解説しました。

  • 物流施設はLOGI FLAGの3温度帯対応・自動倉庫タイプ/テント倉庫は山口産業(MEMBRY)の短納期・低コスト
  • EC運営代行+フルフィルメントはアートトレーディング(Shopify中心)/少量多品種EC物流はmylogi/印刷+物流BPOはアイシーエクスプレス
  • 車両動態管理SaaSはCariot/配送管理(TMS)はODIN(株式会社オンラインコンサルタント)/WMS/TMS総合はSEAOS
  • 整備・物流資材調達はヨロスト。/軽貨物・ラストワンマイルは初東グループ
  • 物流DXは「ツール選定」より「ボトルネック特定」から始めるのが鉄則
  • 運送業・物流業の運転資金不足は、ファクタリングで荷主への請求書を最短即日〜翌日で現金化することで吸収できる
  • 2社間(荷主に知られず)と3社間(手数料が低い)の使い分け、銀行融資との併用設計が現実的

物流DXは一気に全領域を整備するのが難しい一方、放置すると競合との生産性差が広がる領域でもあります。本記事の11社のうち、自社の最大のボトルネックに対応するサービスから無料相談・資料請求を始めてみてください。

「燃料費の高騰で月次のキャッシュが回らない」「荷主からの入金前に傭車費用を立て替える必要がある」といった運送・物流業の資金繰り課題は、法人専門ファクタリングのBIGまでお気軽にご相談ください。手数料1%〜・最短翌日入金・赤字決算でも荷主の信用力で対応可能です。

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