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その他 2026.06.19 READING 約25分

経理アウトソース・クラウド経理代行5選【中小企業経営者向け 2026年最新】

BIG編集部 EDITORIAL
法人ファクタリングと資金繰り改善に関する実務情報を発信しています。


「経理担当者が一人しかおらず、退職や産休で業務が止まりそう」「月次決算が翌月末まで遅れていて、資金繰りの判断が後手に回る」「freeeやマネーフォワードは導入したが、結局入力作業に手が取られて本業に集中できない」――このような悩みは、中小企業の経営者にとって珍しくありません。

近年は経理アウトソース(経理代行)・クラウド経理代行のサービスが充実し、記帳・請求書発行・支払代行・月次決算・給与計算までをリモートのプロチームに丸ごと任せる選択肢が一般化してきました。クラウド会計(freee・マネーフォワード等)を前提に設計されているため、自社のオフィスに人を増やさず、必要な業務量だけを外部化できるのが大きな特徴です。

本記事では、中小企業経営者向けに編集部が選んだ経理アウトソース・クラウド経理代行5選を紹介します。バーチャル経理アシスタントの草分け的存在から、東証グロース上場企業のリモート経理チーム、上場会計ソフトベンダー直系のBPOサービス、全国会計事務所ネットワーク型、資金調達コンサルと一体運営の小回り型まで、性格の異なる5社を取り上げます。あわせてファクタリング(請求書買取)を活用した資金繰り改善との組み合わせ、選び方のポイント、よくある質問までまとめて解説します。

なお、本記事の運営は法人専門ファクタリングのBIG(株式会社ビッグパートナーズ)です。中小企業経営者の資金繰り課題に向き合ってきた立場から、経理体制の整備と資金調達の両軸で活用できるパートナーを客観的に厳選しました。

経理アウトソース・クラウド経理代行5選

経理代行サービスは、(1)バーチャル経理アシスタント型(必要な業務量だけ柔軟に外部化)、(2)BPOチーム型(月次決算まで一括巻き取り)、(3)会計ソフトベンダー直系型(自社クラウド前提の標準化サービス)、(4)会計事務所ネットワーク型(地域・税務とのワンストップ)、(5)資金調達コンサル一体型(経理+ファイナンスを同時設計)、の5つの性格に整理できます。それぞれ得意な事業規模・業務範囲・料金水準が異なるため、自社の状況に合うタイプを見極めることが重要です。

編集部が選定した5社を比較表にまとめました。

サービス名 運営会社 タイプ 主な強み こんな企業におすすめ
メリービズ(バーチャル経理アシスタント) メリービズ株式会社 バーチャル経理アシスタント型 対応システム多数・経理DXまで一気通貫 自社の会計ソフトをそのまま使いたい・規模に合わせて柔軟に範囲調整したい
CASTER BIZ accounting 株式会社キャスター(東証グロース 9331) リモート経理チーム型 採用率1%の高スキル人材・最短3営業日で立ち上げ 経理担当退職直後で短期立ち上げが必要・上場準備中の中堅企業
マネーフォワード おまかせ経理 株式会社キャシュモ(マネーフォワードグループ) 会計ソフトベンダー直系型 マネーフォワードクラウド活用・最短5営業日で月次試算表 マネーフォワード利用中・月次の早期化で資金繰りを可視化したい
株式会社エフアンドエム(F&M) 株式会社エフアンドエム(東証スタンダード 4771) 会計事務所ネットワーク型 個人向け会計サービス・TaxHouseネットワーク 個人事業主〜小規模法人・全国対応の老舗を選びたい
合同会社FACコンサルティング 合同会社FACコンサルティング 資金調達コンサル一体型 電子記録債権スキーム+クラウド経理の併設 IT・広告系の中小企業・経理と資金調達を同じパートナーに任せたい

ここからは各社の詳細を解説します。

メリービズ(バーチャル経理アシスタント) ― 多様な会計・業務システムに対応するオンライン経理

項目 詳細
サービス名 バーチャル経理アシスタント / メリービズ経理DX
主なサービス内容 経費精算・帳票/仕訳入力・請求書発行・売掛/買掛管理・月次決算・クラウド会計導入支援・経理業務改善コンサル
強み 多様な会計・業務システムに対応・オンライン経理チーム・経理DXまで一気通貫
料金 業務範囲に応じたカスタマイズ見積もり(月額制)
対応形態 完全リモート(オンラインプロ経理スタッフ)
本社所在地 東京都渋谷区円山町28-3
運営会社 メリービズ株式会社
公式サイト https://www.merrybiz.jp/

メリービズは、バーチャル経理アシスタントとして、オンラインで経理業務をアウトソースできる環境を提供している経理BPO企業です。公式サイトでは、スタートアップから中堅・中小企業、上場企業まで幅広い規模・業種での利用が案内されています。

同社の特徴は、多様な会計・業務システムに対応している点です。freee会計・マネーフォワードクラウド・弥生会計・勘定奉行・PCAなど主要クラウド会計から各種業務システムまで対応例が案内されているため、「すでに使っている会計ソフトを変えずに経理代行を入れたい」というニーズに応えやすい設計です。

サービスは2系統あり、「バーチャル経理アシスタント」は経費精算・帳票入力・請求書発行・売掛買掛管理・月次決算といった日常経理を、「メリービズ経理DX」は脱紙・脱ハンコやクラウド連携といったDX設計まで踏み込んだコンサルテーションを担当します。「まず手作業を肩代わりしてほしい」段階から「経理プロセス全体を再設計したい」段階までを、同じパートナー内で連続的に支援できるのが強みです。

料金は業務範囲に応じたカスタマイズ見積もりで、業務量や繁忙期の変動に合わせて柔軟に範囲を相談しやすい点も中小企業に向いた特徴です。

こんな経営者におすすめ

  • すでに使っている会計ソフトをそのまま使い続けたい中小企業
  • 経理担当者の業務量が読めず、必要な範囲だけ柔軟に外部化したい
  • 単発の代行ではなく、経理プロセスのDX化までセットで進めたい
  • スタートアップ〜中堅企業の成長フェーズに合わせて段階的に範囲を広げたい

▶ 公式サイト:メリービズ(バーチャル経理アシスタント・merrybiz.jp)

CASTER BIZ accounting ― 採用率1%の高スキル人材によるリモート経理チーム

項目 詳細
サービス名 CASTER BIZ accounting
主なサービス内容 経費精算・売上/請求業務・買掛/支払業務・月次/年次処理・税理士対応・クラウド会計導入サポート
強み 採用率1%の高スキル人材・最短3営業日で専門チーム立ち上げ・税理士連携まで対応
料金(参考) 従業員20名以下:月22.5万円(税抜)〜、50〜100名規模:月22.5〜68万円(税抜)
対応形態 完全リモート(クラウドツール活用)
運営会社 株式会社キャスター(東京証券取引所グロース市場・証券コード9331)
公式サイト https://accounting.cast-er.com/

CASTER BIZ accountingは、リモートワーク特化の人材プラットフォーム企業株式会社キャスター(東証グロース市場上場・証券コード9331)が運営するリモート経理チームサービスです。同社は「リモートワークを当たり前にする」を掲げて全社員リモートで運営する組織として知られ、その人材ネットワークを基盤にCASTER BIZシリーズ(秘書・経理・採用・労務など)を展開しています。

CASTER BIZ accountingの最大の特徴は「採用率1%」の高スキル人材によるチーム制です。公式サイトでは厳密な基準と管理システムにより品質を維持する体制を案内しており、案件ごとに専門チームを組んで対応します。属人化を避けるためのチーム制設計のため、担当者の急な不在でも業務が止まりにくい点が特徴です。

業務範囲は経費精算・売上/請求・買掛/支払・月次/年次処理・税理士対応・クラウド会計導入サポートまで広く、必要に応じて最短3営業日で立ち上げられる体制を整えています。「経理担当者が突然辞めてしまい、来月の月次が回らない」という緊急局面でも、業務マニュアルや引継書がない状態からチームで巻き取りに入れる柔軟性があります。

料金は従業員数と依頼業務内容に応じた見積もりで、公式サイトでは20名以下で月22.5万円(税抜)、50〜100名規模で月22.5〜68万円(税抜)などの一例が示されています。派遣人材や正社員を雇用する場合と比較してコストが見えやすく、採用・育成・離職リスクをまとめて外部化できる点が中堅企業の経営者に向いています。

こんな経営者におすすめ

  • 経理担当者が退職した直後で、最短で立ち上げ可能な経理チームが必要
  • 属人化を避けたいIPO準備中・上場準備中の中堅企業
  • 採用・育成のコストを掛けずに高スキル人材で経理を運営したい
  • 税理士連携を含めて経理実務を外部チームに任せたい

▶ 公式サイト:CASTER BIZ accounting(accounting.cast-er.com)

マネーフォワード おまかせ経理 ― マネーフォワードクラウドを活用する中小企業向けBPO

項目 詳細
サービス名 マネーフォワード おまかせ経理
主なサービス内容 記帳代行・月次試算表作成・請求書発行/送付・入金消込・給与/賞与計算/振込代行・支払代行・クラウド導入支援・財務コンサルティング(オプション)
強み マネーフォワードクラウド活用・最短5営業日で月次試算表・ワンストップ一括対応
料金 企業状況・依頼範囲に応じた個別見積もり
対応形態 クラウドベース(マネーフォワードクラウド前提)
運営会社 株式会社キャシュモ(マネーフォワードグループ)
公式サイト https://biz.moneyforward.com/accounting-outsourcing/

マネーフォワード おまかせ経理は、上場SaaS企業のマネーフォワードがグループ会社の株式会社キャシュモを通じて提供する、中小企業向け経理BPOサービスです。「マネーフォワードクラウド」シリーズ(会計・請求書・給与・経費)を活用しながら、記帳から月次決算・支払代行・給与計算までを一気通貫で代行する設計になっています。

同サービスの強みは、マネーフォワードクラウドを活用したオンライン経理体制です。記帳代行、請求・支払代行、給与計算代行、クラウド導入支援などを組み合わせ、クラウド会計を入れたものの運用負荷が残っている中小企業のボトルネックを解消しやすい設計です。

運営は株式会社キャシュモ。マネーフォワードグループに加わったBPO専業企業で、月初の第1営業日に未収金状況を確認し、最短5営業日で月次試算表を作成することをサービスメニューとして打ち出しています。月次が翌月末まで遅れがちな中小企業にとって、月初に試算表が固まる運用は資金繰り判断・銀行交渉・補助金申請のスピードを大きく改善します。

料金や導入スケジュールは企業の状況に合わせて案内される個別見積もりです。記帳・支払代行・給与計算といった分野ごとの相談ができるため、まずは記帳だけ、次に給与、と段階的に範囲を広げる導入スタイルも検討できます。

こんな経営者におすすめ

  • すでにマネーフォワードクラウドを使っている中小企業
  • 月次決算を月初〜上旬で固めて、資金繰り判断を早めたい
  • 派遣・正社員雇用と比較しながら経理体制を外部化したい
  • 会計・給与・支払代行を1社にまとめて任せたい

▶ 公式サイト:マネーフォワード おまかせ経理(biz.moneyforward.com)

株式会社エフアンドエム(F&M) ― 上場企業のバックオフィス支援・TaxHouseネットワーク型

項目 詳細
事業領域 (1)個人事業主/小規模企業向け会計サービス「CalQ(カルク)」、(2)中堅・中小企業向けコンサル(財務・労務・ISO)、(3)会計事務所ネットワーク「Tax House」
主な強み 個人事業主・小規模企業向け会計サービス、TaxHouse、オフィスステーションなど複数のバックオフィス支援を展開
サービス特徴 領収書/レシート/売上書類を封筒で送るだけで完結する「封筒会計」スタイル・専用アプリで進捗管理
料金 サービス・依頼範囲により異なるため公式情報で確認
事業開始 1992年7月(生命保険営業職員向けアウトソーシング事業として)
上場区分 東京証券取引所スタンダード市場(証券コード4771)
本社所在地 大阪府吹田市
運営会社 株式会社エフアンドエム
公式サイト https://www.fmltd.co.jp/

株式会社エフアンドエム(F&M)は、東証スタンダード市場上場(証券コード4771)の中小企業向けバックオフィス支援企業です。1992年に生命保険営業職員向けの経理代行(アウトソーシング)事業として創業し、現在は個人事業主・小規模企業の会計サービスから、中堅・中小企業向けの財務・労務・ISOコンサルまで幅広いラインナップを提供しています。

同社の経理・会計支援領域における特徴は、個人事業主・小規模企業向け会計サービスと、全国の税理士・会計士との提携を通じて税務・財務サービスなどを提供する「TaxHouse(タックスハウス)」です。上場企業として、会計・財務・労務・ISO・Pマークなど複数のバックオフィス支援を展開している点で、クラウドネイティブ系の単独サービスとは異なる立ち位置を持ちます。

個人事業主・小規模法人向けには、公式サイト上で個人向け会計サービスが案内されています。領収書や売上書類などをもとに会計業務を代行するサービスとして、利用条件や料金は公式情報で確認してください。

労務管理クラウド「オフィスステーション」もサービス情報として案内されているため、経理・会計だけでなく労務領域まで含めてバックオフィスを見直したい中小企業にも検討しやすい選択肢です。上場企業ならではの内部統制・情報セキュリティ運用を重視する経営者にも向いています。

こんな経営者におすすめ

  • 個人事業主〜小規模法人で「封筒で送るだけ」のシンプルな経理代行を求めたい
  • 全国対応の老舗・上場企業の安心感を重視する経営者
  • 地域の会計事務所と連携した形で経理を任せたい
  • 経理だけでなく労務(オフィスステーション)もまとめて任せたい

▶ 公式サイト:株式会社エフアンドエム(F&M・fmltd.co.jp)

合同会社FACコンサルティング ― 電子記録債権スキーム+クラウド経理代行を一体提供

項目 詳細
事業内容 (1)クラウド経理代行(記帳/給与計算/請求書発行)、(2)資金調達コンサル(電子記録債権を活用した無担保調達スキーム)、(3)コスト削減・利益創出コンサル、(4)広告制作・運用支援
クラウド経理の特徴 初期投資・専用ツール不要のクラウド型・業務単位での依頼が可能・リモート対応
資金調達の特徴 提携Tranzax社の電子記録債権スキームを活用し無担保で資金調達+仕入先・外注先への支払いタイミング調整(一括後払い)が可能
料金 利益創出コンサルは成功報酬制(着手金・その他経費なし)・経理代行は業務範囲に応じた個別見積もり
強み クラウド経理・資金調達・利益創出・広告制作/運用支援を同じ会社で相談可能
設立 2020年7月31日
所在地 本店所在地:東京都府中市押立町1-6-1 / 人形町事務所:東京都中央区日本橋堀留町1-6-3 パレドール日本橋403
運営会社 合同会社FACコンサルティング
公式サイト https://facconsulting.llc/

合同会社FACコンサルティングは、公式会社情報で本店所在地と人形町事務所を案内している、2020年7月31日設立のコンサルティング会社です。クラウド経理代行電子記録債権を活用した無担保資金調達スキームを組み合わせて中小企業・スタートアップ・個人事業主を支援しています。経理体制の整備と資金繰り改善を「同じパートナーがワンストップで設計する」点が、他の純粋経理代行サービスと最も異なる特徴になっています。

クラウド経理代行は初期投資・専用ツール不要で、freee/マネーフォワード等のクラウド会計を活用した記帳・給与計算・請求書発行をリモート提供します。業務単位での依頼が可能なため、「記帳だけ」「給与計算だけ」「請求書発行だけ」のように小さく始めて段階的に範囲を広げる導入スタイルが取れます。利益創出コンサル領域は成功報酬制(着手金・その他経費なし)を採用しており、コストの透明性が高い点も中小企業に扱いやすい設計です。

同社の独自性が最も出るのが資金調達コンサル領域です。提携先のTranzax社(電子記録債権の指定機関を活用するファイナンスサービサー)と連携し、国の指定を受けた法的枠組みのもとで担保なしの資金調達を実施できます。仕入先や外注先への支払いタイミングを調整する「一括後払い」運用も可能なため、銀行融資のリードタイムを待てない局面で代替手段として機能します。「経理を整える」と「資金を調達する」が分断されがちな中小企業にとって、両者を一気通貫で設計できるのは大きな価値です。

公式サイトでは、クラウド経理、資金調達、利益創出、広告制作・運用支援などのサービスを案内しています。経理体制の整備に加えて、資金調達やバックオフィス改善を同じ相談先で検討したい中小企業に適した立ち位置です。

こんな経営者におすすめ

  • 経理代行と資金調達コンサルを同じパートナーに任せたい中小企業
  • 担保なしでスピーディに資金調達したい事業者
  • 業務単位で小さく始めて段階的に経理代行の範囲を広げたい
  • クラウド経理と資金調達をまとめて相談したい

▶ 公式サイト:合同会社FACコンサルティング(facconsulting.llc)

ファクタリング(請求書買取)の仕組み

ここからは、経理アウトソースの活用と並んで中小企業の資金繰り改善策として位置付けられるファクタリングの仕組みを解説します。経理代行で月次が見える化された後の、資金調達手段として理解しておきましょう。

経理だけでなくバックオフィス全体を外注化したい場合は、BPO・オンラインアシスタントの比較記事も確認できます。

ファクタリングとは

ファクタリングは、経理アウトソース・クラウド経理代行で発生した売掛債権や請求書を、入金予定日前に資金化する方法です。サービス提供・仕入れ・人件費・外注費などの支払いが先行し、取引先などからの入金が後になる場面で、手元資金の谷を埋める短期資金対策として検討されます。

経理アウトソース・クラウド経理代行では、売掛先の信用力や請求書の内容が確認できるほど、条件比較を進めやすくなります。一方で、手数料・債権譲渡登記・償還請求権の有無は会社ごとに異なるため、利用前に複数社の条件を見比べることが欠かせません。基本的な仕組みと比較の観点は、ファクタリング会社選びの基礎解説でも確認できます。

たとえば取引先に対して300万円の請求書を発行し、入金予定が2か月後だとします。ファクタリングを利用すれば、手数料5%(15万円)を差し引いた285万円を最短即日〜翌日で受け取ることが可能です。融資ではないため負債としてバランスシートに計上されず、信用情報にも影響しないのが大きな特徴です。

見積もり前には、経理アウトソース・クラウド経理代行で資金化したい請求書が確定しているか、売掛先の支払期日がいつか、手数料控除後の入金額で必要資金を満たせるかを整理しておきましょう。名称の違いよりも、実際の入金額と支払予定の整合を確認することが重要です。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い

ファクタリングには「2社間」と「3社間」の2つの方式があり、どちらを選ぶかで手数料・スピード・取引先への影響が変わります。

比較項目 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング
関係者 利用者とファクタリング会社の2者 利用者・ファクタリング会社・取引先の3者
取引先への通知 不要(知られない) 必要(承諾が必要)
手数料相場 5%〜18% 1%〜9%
入金スピード 最短即日〜翌日 数日〜1週間
向いているケース 取引先に知られたくない・急ぎの場合 手数料を抑えたい・時間に余裕がある場合

「すぐ現金が必要」「取引先に知られたくない」場合は2社間を、「手数料を最小限にしたい」「入金まで数日の猶予がある」場合は3社間を選ぶのが基本です。法人専門ファクタリングのBIGは2社間・3社間どちらにも対応しています。

ファクタリング利用の流れ

一般的な2社間ファクタリングの流れは以下の通りです。経理代行で日々の請求書発行・売掛管理が整備されていると、書類提出までのリードタイムが短縮され、当日入金の実現性が高まります。

  1. 申し込み:ファクタリング会社のWebサイトまたは電話から申し込み
  2. 書類提出:請求書・本人確認書類・通帳のコピーなどを提出
  3. 審査:売掛先の信用力を中心に審査(最短30分〜数時間)
  4. 契約:買取金額・手数料に合意し、電子契約または対面で契約締結
  5. 入金:手数料を差し引いた金額が口座に振り込まれる(最短即日)
  6. 売掛金の回収:支払期日に取引先から入金された売掛金をファクタリング会社に支払う

ファクタリングのメリット・デメリット

このセクションでは、経理アウトソース・クラウド経理代行の支払いサイクルに照らして、ファクタリングの利点と注意点を整理します。入金スピードだけでなく、手数料・契約条件・継続利用時の負担まで確認することで、自社に合う使い方を判断しやすくなります。

メリット

経理アウトソース・クラウド経理代行でファクタリングを使う利点は、売掛金を早めに資金化して次の支払いに充てやすい点です。借入枠を残しながら短期の資金需要に対応できるため、案件の受注時期と入金時期がずれる事業者ほど効果を判断しやすくなります。

  • 最短即日で売掛金を現金化できる:銀行融資(2週間〜1か月)より早期に、急ぎの資金繰りに対応できる
  • 負債にならない:売掛金の売買であり借入ではないため、バランスシートに影響しない
  • 赤字決算・税金滞納でも利用可能:審査対象は売掛先の信用力。自社の財務状況は問わない
  • 担保・保証人が不要:売掛債権そのものが取引対象のため追加担保は不要
  • 信用情報に影響しない:融資ではないため、信用情報機関への記録がない
  • 売掛先の倒産リスクを回避できる:ノンリコース契約なら、売掛先が倒産しても返金義務なし
  • 経理代行による見える化と相性が良い:月次が早期化されると、利用すべき請求書・タイミングを判断しやすい

デメリット・注意点

経理アウトソース・クラウド経理代行で注意したいのは、資金化が早い反面、手数料や契約条件が利益率に直接影響する点です。入金額、償還請求権の有無、追加費用を確認し、繰り返し利用しても採算が崩れないかを見ておきましょう。

  • 手数料がかかる:売掛金の額面から手数料分を差し引いた金額しか受け取れない。年利換算すると銀行融資より割高になるケースもある
  • 売掛金がなければ利用できない:現金商売の事業者や売掛金が少ない事業者は利用が難しい
  • 悪質業者のリスク:「手数料0%」「審査なし」などを謳う悪質業者も存在する。信頼できる業者を選ぶことが重要
  • 繰り返し利用すると手数料コストが累積する:恒常的に利用する場合はコスト管理が必要

経理アウトソース・クラウド経理代行の選び方5つのポイント

数ある選択肢の中から自社に合う経理代行を選ぶための、判断軸を5つ解説します。

ポイント1:自社の会計ソフトと整合するかを確認する

すでに会計ソフトを導入している企業は、その会計ソフトに対応している代行会社を選ぶのが第一の判断軸です。メリービズは30種類以上の会計ソフトに対応している汎用性が強み。マネーフォワード おまかせ経理はマネーフォワードクラウド前提のシームレス連携、CASTER BIZ accountingはfreee・マネーフォワード等の主要クラウドに広く対応しています。会計ソフトを変えずに済むかどうかは、導入時の負荷を大きく左右します。

ポイント2:委託したい業務範囲とサービス範囲が一致するかを確認する

「記帳だけ」「給与計算だけ」「月次決算まで」「税理士対応含む年次まで」など、企業ごとに必要な範囲は異なります。バーチャル経理アシスタント型(メリービズ)は範囲を細かく調整しやすく、リモート経理チーム型(CASTER BIZ accounting)はチームで月次〜年次まで一括巻き取り、ベンダー直系BPO(マネーフォワード おまかせ経理)は会計・給与・支払代行をワンストップで巻き取れる設計です。自社の「いま辛い業務」と各社の得意領域を突き合わせて選びましょう。

ポイント3:月次決算のスピードを確認する

月次が翌月末まで遅れている中小企業は珍しくありませんが、資金繰りや銀行交渉の意思決定スピードに直結する重要指標です。マネーフォワード おまかせ経理は最短5営業日で月次試算表、CASTER BIZ accountingは最短3営業日で立ち上げを打ち出すなど、各社の月次運用の速度は大きく異なります。「いつまでに月次が固まるか」を契約前に事前に確認してください。

ポイント4:情報セキュリティ・運用体制を確認する

経理データには取引先名・金額・銀行口座・社員給与など重要情報が集中するため、選定時に以下を確認しましょう。

  • NDA(秘密保持契約)を締結できるか
  • 担当者単位ではなくチーム制で属人化を避けているか
  • クラウド会計のアクセス権限を業務単位で分けられるか
  • リモート環境のセキュリティ(端末管理・VPN等)が整備されているか
  • 運営会社の事業継続性(上場・大手グループ等)が確認できるか

ポイント5:資金調達・ファクタリング併用の設計まで提案できるか

経理代行の導入で月次が見える化されると、次の論点は「資金繰り対策」です。ファクタリング・補助金・銀行融資を組み合わせた資金調達戦略まで提案できるパートナーかどうかは、中長期で見ると大きな差になります。合同会社FACコンサルティングは資金調達コンサルとクラウド経理代行を同じ会社内で提供しており、両者を一気通貫で設計したい中小企業に向いた選択肢です。マネーフォワード おまかせ経理も「資金繰り表」「予算策定」までサービス範囲に含めており、経理と財務の橋渡しを意識した設計です。

経理アウトソースと他のリソース確保策の比較

経理を外部化する手段には経理代行以外にも複数の選択肢があります。それぞれの特徴を比較し、自社の状況に最適な方法を選びましょう。

比較項目 経理代行(クラウドBPO) 派遣・パート採用 正社員採用 税理士事務所の記帳代行
立ち上げスピード 最短3〜5営業日 2週間〜1か月 1〜3か月 1〜2週間
月額コスト目安 10万〜70万円 15万〜30万円 30万〜50万円(社保込) 3万〜15万円
業務範囲 記帳〜月次決算〜給与〜支払代行 担当者の能力次第 担当者の能力次第 主に記帳・申告
属人化リスク 低(チーム制) 高(個人依存) 高(個人依存)
業務範囲の柔軟性 高(範囲を都度調整可) 低(雇用契約で固定) 低(雇用契約で固定)
採用コスト 不要 必要(媒体費等) 必要(媒体・面接工数) 不要
離職リスク 低(チームで吸収) 高(引継ぎ負担大)
資金繰り可視化 高(月次早期化) 担当者次第 担当者次第 低(申告寄り)

経理代行は「立ち上げの早さ」「属人化リスクの低さ」「業務範囲の柔軟性」で他の方法より優れています。一方で月額コストは派遣や税理士記帳代行より高めになる場合があり、業務範囲を絞り込むほどコストが下がる構造です。経理担当の退職直後・急成長フェーズ・上場準備中など、属人化リスクと立ち上げスピードを優先すべき局面では経理代行が有利です。

多くの中小企業では、税理士事務所(年次申告)+経理代行(日常経理)+正社員1名(管理者)という3階建ての分担が現実的な落としどころとなっています。

売掛金が回収できない場合の対策

経理代行を導入して月次が見える化されると、しばしば「売掛金の回収遅延」が課題として浮上します。回収を促進する基本フローを整理します。

  1. 入金確認と催促連絡:支払期日を過ぎたら速やかに電話またはメールで確認。単純な支払い忘れのケースも一定数ある
  2. 書面での督促:口頭での催促に応じない場合は、内容証明郵便で正式に督促。法的手段の前段階として有効
  3. 支払い条件の再交渉:取引先の資金繰りが厳しい場合は、分割払いなど譲歩案を提示して回収を優先
  4. 法的手段の検討:少額訴訟(60万円以下)・支払督促・民事調停など、状況に応じた法的手段を弁護士に相談

回収に時間がかかりそうな場合は、他の正常な売掛金をファクタリングで先に現金化して当面の資金を確保するのが現実的です。経理代行で売掛先別・期日別の管理が整っていれば、「どの請求書をファクタリングに回すか」の判断もスムーズです。回収困難な売掛金への対処と、正常な売掛金の早期現金化を並行して進めるのが定石となります。

よくある質問(FAQ)

経理アウトソース(経理代行)とは何ですか?税理士との違いは?
経理アウトソースとは、記帳・請求書発行・入金消込・支払代行・月次決算・給与計算といった日々の経理実務を外部の専門業者に委託するサービスです。税理士事務所が主に税務申告(法人税・消費税の申告書作成)と決算を担うのに対し、経理代行は「申告に至る前段階の経理の手作業」を肩代わりします。実務上は経理代行と税理士を組み合わせ、日々の処理は経理代行・申告は税理士、という分担にする中小企業が増えています。
クラウド経理代行の料金相場はいくらですか?
委託する業務範囲と仕訳量で大きく変わりますが、目安としては小規模事業者(月50〜100仕訳)で月額5万〜10万円、中小企業(従業員5〜20名・月次決算まで)で月額10万〜30万円、従業員50〜100名規模で月額20万〜70万円程度が一般的です。マネーフォワード おまかせ経理は企業状況に応じた個別案内が中心です。CASTER BIZ accountingは「22.5万円/月(税抜)から」を公表しています。派遣人材や正社員1名を雇う場合と比較し、人件費・採用コスト・属人化リスクの低減を含めて比較検討するのが実務的です。
経理代行とBPOの違いは何ですか?
経理代行は記帳・伝票入力など「個別の経理処理を委託する」狭義のサービスを指すことが多く、BPO(Business Process Outsourcing)は経理だけでなく給与計算・労務・購買などバックオフィス業務全体を業務プロセス単位で外部化する広義のサービスを指します。実態としては両者の境界は曖昧で、メリービズ・CASTER BIZ accounting・マネーフォワード おまかせ経理のように「経理BPO」として記帳から月次決算・支払代行までワンストップで対応するサービスが主流です。
クラウド経理代行はfreeeやマネーフォワードを使っていなくても利用できますか?
多くの経理代行サービスはfreee会計・マネーフォワードクラウド・弥生会計など主要なクラウド会計ソフトに対応しているため、自社が利用中のソフトをそのまま使えるケースが多いです。例えばメリービズは多様な会計・業務システムに対応。マネーフォワード おまかせ経理はマネーフォワードクラウドを前提とした設計、freee経理代行ネットワーク経由のサービスはfreee会計を前提とします。会計ソフト未導入の場合は、経理代行と並行してクラウド会計の導入支援(初期設定・科目設計)を依頼するのが実務上の定石です。
経理代行に依頼すると、社外秘の取引情報やパスワードを渡しても大丈夫ですか?
事業者選定時は「秘密保持契約(NDA)の有無」「情報セキュリティ体制(プライバシーマーク・ISMS等)」「アクセス権限の細分化(ユーザー単位の権限管理)」「リモート環境のセキュリティ(VPN・端末管理)」を最低限確認するのが安全です。CASTER BIZ accountingやメリービズはリモートワークを前提に設計されており、クラウド会計の閲覧権限・編集権限を業務単位で分けた運用ノウハウを持っています。銀行口座のオンラインバンキングを共有する場合は、振込権限と閲覧権限を分けるなど、運用ルール側でリスクを抑える工夫も併用してください。
経理代行を使えば資金繰りも改善しますか?
間接的に改善することが多いです。月次試算表が翌月初〜5営業日で固まると、現預金・売掛金・買掛金・借入残高がリアルタイムに見える化され、不足月の早期検知・銀行融資交渉・ファクタリングなどの判断が迅速になります。マネーフォワード おまかせ経理は「最短5営業日で月次試算表」、合同会社FACコンサルティングは電子記録債権を活用した資金調達とクラウド経理を組み合わせる設計など、各社が資金繰り可視化を意識した運用を提供しています。月次が遅れて資金繰りが見えない状態の中小企業ほど、経理代行の効果が大きい領域です。
経理代行を使う場合、ファクタリング(請求書買取)はどう併用すべきですか?
経理代行とファクタリングの併用は中小企業の資金繰り改善の王道パターンの一つです。経理代行で月次の見える化が進むと「どの請求書をいつ現金化すべきか」の判断材料が揃い、ファクタリングの利用効率が上がります。本記事の合同会社FACコンサルティングは資金調達コンサルとクラウド経理代行を同じ会社内で提供しており、両者を一気通貫で設計したい中小企業に向いた選択肢です。法人専門ファクタリングのBIGも、経理代行で見える化された売掛債権の早期現金化に手数料1%〜・最短翌日入金で対応しています。
経理担当者が辞めてしまった直後でも、すぐに経理代行に切り替えられますか?
はい、多くの経理代行サービスは「経理担当者の急な退職・産休」をユースケースとして想定しています。CASTER BIZ accountingは「最短3営業日で立ち上げ」を打ち出しており、引継ぎ資料が不完全なケースでも会計ソフトのデータと過去の仕訳から業務を巻き取れる設計です。退職直後は引継ぎ書のないまま月次が滞るリスクが高いため、業務切り替えのタイミングで経理代行を導入し、属人化解消も同時に進めるのが現実的な選択になります。

まとめ

本記事では、中小企業経営者向けに経理アウトソース・クラウド経理代行5選と、ファクタリング(請求書買取)の仕組み・選び方・他のリソース確保策との比較を解説しました。

  • メリービズ(バーチャル経理アシスタント)は多様な会計・業務システムに対応し、オンライン経理チームと経理DXまで一気通貫で支援可能
  • CASTER BIZ accountingは東証グロース上場の株式会社キャスター運営。採用率1%の高スキル人材によるリモート経理チーム制で、最短3営業日で立ち上げ可能
  • マネーフォワード おまかせ経理はマネーフォワードグループのキャシュモが提供元。マネーフォワードクラウドを活用し、最短5営業日の月次試算表作成を案内
  • 株式会社エフアンドエム(F&M)は東証スタンダード上場のバックオフィス支援企業。個人向け会計サービス、TaxHouse、労務管理クラウド「オフィスステーション」などを展開
  • 合同会社FACコンサルティングは電子記録債権スキーム+クラウド経理代行を一体提供。資金調達と経理を同じパートナーで設計しやすい
  • 経理代行を導入すると月次が早期化され、資金繰りの見える化・銀行交渉・ファクタリング活用の判断が迅速になる
  • 選び方は(1)会計ソフト整合性、(2)業務範囲の一致、(3)月次スピード、(4)情報セキュリティ、(5)資金調達まで設計できるか、の5点で比較するのが実務的
  • 経理担当者の退職・産休・上場準備など属人化リスクが顕在化する局面で、経理代行は派遣・正社員採用より短期で立ち上げやすい

経理アウトソースは「コスト削減のため」というより、「月次の見える化と属人化解消のため」に導入する中小企業が増えています。月次が固まれば、ファクタリングや銀行融資といった資金調達の判断材料も揃い、資金繰り改善の打ち手が一気に広がります。

「請求書を最短で現金化したい」「経理代行で見える化された売掛金を早期に資金化したい」という方は、まず無料見積もりを取ることから始めてください。法人専門ファクタリングのBIGなら手数料1%〜・最短翌日入金で対応可能です。経理代行とファクタリングの併用は、中小企業の資金繰り改善における王道の組み合わせです。

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